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激しい雨と備えと憂い

2014-07-13 | 四季折々のひとりごと


知り合いからこの季節の味覚の代表でもあるが届きました。

釣ったばかりの新鮮な鮎は何とも言えない美味しさがあります。

こんな鮎を頂けるのも、近くを流れる清流の賜物です。

しかしながら、この清流も時として怖ろしいものに姿を変えることがあります。

  

先週、7月としては最大級の台風が近づいているとの予報に

あたふたと準備をしました。

風で飛ばされやすいものを屋内に入れ

簾を巻き上げ、しっかりと縛り

畑の作物は、支柱を立て直したり

  

少し小さめのものまで収穫しました。

前日の雨の激しさに比べ、些か肩透かしな感のあった台風8号でした。

太平洋側を通過中も風も雨も一切なく、静かな一日だったのです。

しかしながら、前日の雨には驚かされました。

仕事から帰る途中の車内では、激しく叩き付ける雨音に

話し声もかき消されてしまうほどだったのです。

「この雨、ちょっと怖いよね・・・」

そんなことを話しながら帰り、ラジオを聞いていると


うちから車で40分ほどのところで大きな土石流が

起こったとのニュース↓が流れてきたのです。

台風8号災害の運転見合わせ、約92kmに - Y!ニュース

この地域は昔から土石流の起こりやすいことで知られていて

砂防ダム対策も行われてきました。

前回、災害があったのはおぼろげに覚えています。

父の知り合いが被害にあい、お見舞いに同行したのです。

記憶はほとんどないのですが、なにか怖ろしいものを見た後の

暗い気持ちだけが心に残っているのです。

何年もかかって対策が講じられては来たのですが

それを上回る雨量だったということでしょうか。

土石流のことを「蛇抜け(じゃぬけ)」とも呼ぶ地域も多いのだそうですが

ここでも過去の経験から、「蛇抜橋」という名を付け

土石流の被害を思い起こさせる橋があるのです。

この近くに住む親戚は皆無事だったのですが

電話がまだ通じず、国道の通行止めは解除されましたが

JRは未だ不通のままなので普段の暮らしには戻れずにいるそうです。

過去の土石流については↓こちらに詳しく書かれています。

消防防災博物館ー悲しめる乙女の像

備えあれば憂いなしといいますが、災害ばかりは備えているから安心とは言えないのですね。

被害に合われた方々へお見舞いを申し上げるとともに

一日も早い復旧をお祈り申し上げます。