チンパンジーの方が、人に近いので、犬よりもずっと人間の気持ちをわかってくれるように思われがちですが、実際は、逆です。
パブロフは、犬の胃液の分泌を研究しているとき、「条件反射」を発見しました。それにヒントを得て、ワトソンやソーンダイクは、「学習心理学」における「条件づけ学習」の基礎を実験によって発見しました。
現代の「行動科学」のパイオニアである「スキナー」は、「意志によってコントロール可能な行動」は、例えば、「良いことをしたら報酬を与える」ことで、ある程度「その良いことを続けることができる」ようにさせることを発見しました。
この原理は、学校での学習や教え方に取り入れられています。
例えば、「ほめる教育」などが、その例です。ただし、それぞれの個人に備わった遺伝的特性により、ほめるといった報酬の与え方にも工夫が必要だとわかってきました。
「行動科学」という学問分野で研究されています。