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入院中の小児への訪問看護

2013年09月28日 | 雑記


芙蓉のお花は本当に大好きです。

さて、平成24年度の診療報酬改定で、入院中の患者が外泊する際、医療保険での訪問看護が実施可能となりました。

入院医療機関からは、これまでも「退院前訪問指導料」として算定可能でしたが、
今年度の改定では連携する訪問看護ステーションからの訪問にも、評価がつくことになりました。
これはたぶん、退院するにあたり在宅での生活のシミュレーション的な役割でしょうか。
退院前に、ベッドなどのレンタルをし、玄関周囲の改修をしたり、退院直後の生活に
不安がないように行うものです。

この改定にともなって、試験外泊時に訪問看護を活用しようという流れができました。

しかし・・・何度も外泊する患者さんはどうなるのでしょうか?

小児のがんの患者さんへの訪問看護を数回行いましたが、やはり家での看取りは困難ということで
入院しました。でも、可能なら家に連れて帰りたい、本人も家に帰りたいという希望があります。
かといって、退院も不安です。一度退院すると部屋が代わり、入院や退院の手続きも煩雑です。

そこで

入院中の患者さんが中心静脈栄養で、「自宅に連れて帰った再にサポートして欲しい」
という希望がありました。
診療報酬の手引きを確認すると

 「入院中の訪問看護の算定は1回」とあります。

特別な病状(気管切開や難病等)の場合は2回算定できます。
2回の理由は、外泊中に、吸引や胃ろうなどの処置がある場合を想定していると思われます。
ということは、夜間緊急時に呼ばれて対応しても、保険請求ができません。
訪問看護の料金を保険外で頂くというのは、私のステーションの運営規定にはないため
頂くことはできません。でも、このようなケースがあるとしたら、保険外での訪問看護の
設定も検討しなければならないと考え直しました。

らに今回のケースでは、在宅中心静脈用のポンプを使用していたため、これも「外泊」だと
自費でのレンタルになってしまいます。

子供の「家に少しでもいたい」をかなえるために、いろんな工夫が必要です。