「パンがないならケーキを食べればいいのに」と、マリー・アントワネットが世間知らずぶりを示す逸話として語り継がれています。でも本当は違っているそうです。彼女を敵対する貴族たちが悪意をもって広めた史上最悪の濡れ衣だと書かれている本があります。本当はケーキではなくブリオッシュだったそうだし、実際には同じような逸話は、彼女が生まれる前からありました。ルソーの『告白』のなかで、高貴な身分の女性の発言として書かれているとのこと。彼女は生まれていませんので、濡れ衣です。しかも、本当にケーキやブリオッシュがパンよりも高かったとは言い切れないそうです。
こんな風に勝手な解釈や噂は、今も誰にでも付きまといます。先日、私にもありました。どこから流れた噂なのか、わかりませんが・・・。AさんからBさんに言い伝えられたのでしょう、同日に同じ内容のこと二人から言われました。
「へーーーーすごくいいことだわ」いい噂ですねーーと返しました。