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お金の切れ目が命の切れ目

2021年05月31日 | 看護師の仕事など

昔、よく言われていました。

お金がないために、医療にかかれずに病気を発見することすらできず

がんの場合だと終末期で発見される例など。本当は治療を続けたいけど

お金が払えずに中断する人もいます。

今回もそんな人でした。

「15日まで生きていないと、お金がない」

年金が入るため、その年金で病院の入院費を払うとのことでした。

訪問看護も一部負担金を日払いでもらうことにしていて、小銭をかき集めたりして

もらっていました。

どんな人生だったのか・・・・・お子さんもいたけれども断絶していました。

友達が何とか色々と世話してくれていました。

「持つべきものは友達だね、たくさんはいらないけど。」と、ぽつりと話していました。

訪問した時には、よだれを呑み込むことができないほど、口の中が

腫れているようですし、顔の一部も腫れています。がんの転移が激しく

骨にも転移しているために、痛みも相当あって、歩けなくなっていました。

食事もしていない、トイレも大変、ガスもでないので、お湯もでません。

終活のために、一時退院してきましたが、何をしたかったのかさえ

忘れたそうです。脳転移があるためかもしれません。

とうとう、入院前夜に状態を見かねた友人が、救急車を要請しました。

 

この方の物語はどんなだったのでしょうか。