連日訪問していた膵臓癌の患者さんを、朝早く看取りました。
昨日の訪問で、今夜かも知れないと伝えていたので
ご家族は、親戚を集めて写真を撮ったりお話したり、
いい時間を過ごせたようでした。
前日には、尿がけっこうでていたので1週間ぐらいは
過ごせると思っていましたが、帰り際に「あれ?」という
雰囲気のお顔でした。呼んでも意識がはっきりしませんでした。
膵臓癌にしては、3年ぐらい経過していたおとなしいがんでした。
痛みはあったので、定期的に内服できなくなってくるので
皮下注射にしていましたので、痛いときに適切に麻薬が注入されることもでき
痛みのコントロールはできました。
病院で過ごすことを希望する家族もいらっしゃいましたが、自宅を強く
希望するご家族もいて、入院することはありませんでした。
その結果、お孫さんも、親戚もたくさん集まることができました。
今の病院は面会できないので、本当に自宅でよかったと思いました。
「じいちゃん、うちでよかったな」
泣きながら言っていた男性は誰だったのかな・・・
何しろたくさんいたので。