全草は淫羊霍(いんようかく、正確には淫羊藿)という生薬で精力剤として有名である。[1]。本来の淫羊霍は中国原産の同属のホザキノイカリソウ E. sagittatum (Sieb. et Zucc.) Maxim.(常緑で花は淡黄色)で、名はヒツジがこれを食べて精力絶倫になったという伝説による。ホザキノイカリソウの淫羊霍に対して、イカリソウの方を和淫羊霍とすることもある。
葉イカリソウの有効成分としてはイカリイン (icariin) というフラボノイド配糖体が知られ、これには実際に次のような効果が示されている。