このタイトルにおおっとなった方は私より少し上の世代の方々でしょう。今回は自動車のゆるいお話です。
その昔、子供たちの間では「ワーゲン占い」というのがあったと聞きます。一日にフォルクスワーゲン・ビートルを〇台見たらいいことがある、〇色のワーゲンを見るといいことがあるといった他愛のないものですが、それだけワーゲン・ビートルが街にあふれていたということなのでしょう。スーパーカーブームのころ、ワーゲン・ビートルだけ入った消しゴムのガチャガチャもありました。スーパーカーなのになぜ国民車のワーゲンなのか、というのはさておき、親しみやすいスタイルと相まってそれだけ子供たちに人気があったからでしょう。
ミニカーやプラモデルでも人気で、1990年代以降に、ハセガワやタミヤからも1/24でキット化されています。ハセガワの「はたらくくるま版ビートル」がこちらでございます。
左が日本の消防仕様、右はベルギーの警察仕様です。
消防仕様のビートルですが、かなり前にハセガワからファイアパトロール仕様としてキット化されていたもので、恵比寿にあったMr.クラフトさんで中古品を購入しています。
既にデカールなども使えそうにない状態で、その時はキットに入っていたデカールを元に自作デカールでベルギーのパトカーにしようかな、などと思ってそのままにしていました。そこから10年近くたち(そんなに寝かせるなよ、と怒られそうですが)、10年ほど前にハセガワからこのキットが再販されました。今度はパトカー仕様で発売され、その中にベルギーのパトカーのデカールもあったものですから、発売からそれほど経たない時に新しいキットでベルギーのパトカーを作りました。アントワープ市の警察だそうです。オランダ語圏(フラマン語)に属するため、当地の言葉で警察を意味するPOLITIEと記載があります。
車体はMr.カラー69番ののグランプリホワイト、青い帯は同65番インディブルーです。
人形はベルギーのおまわりさんではありません。あしからず。
こうなると古い方のワーゲンが宙に浮いてしまいした。本人も忘れていたくらいで恐縮なのですが既に白のサーフェーサーも吹いてありました。仕掛中ですのでなんとかしてあげなくてはと思いたち、10年以上の眠りから覚めていただき、冬の間に作りはじめてようやく完成させました。
棚のこやしになっている間にメッキパーツの一部も床下の小人が持って行ったのか、行方不明になっていました。従ってドアノブなどはプラ材で自作しています。
こういう訳ありキットですからいろいろ実験もしてみようと思いました。メッキパーツは漂白剤につけてメッキをはがし、つやあり黒を塗った上で以前ピギーバックのトラックにも使用した「荒野のコトブキ飛行隊カラー」パーカッションジュラルミンという色をエアブラシで吹きました。メッキの輝きはありませんが、青みが少し入った輝きの強い色です。鉄道模型なら1970年代のステンレスカーにも使えそうです。
車体色ですがキットの指定ではMr.カラー79番のシャインレッドとなっています。こちらの色、国鉄気動車の赤11号の代用として使えるくらいの「朱色」でして、消防車の色としては少し遠い感があります。さりとて原色の赤では郵便自動車のようですし、68番のモンザレッドではスポーツカーのようです。いろいろ迷ってMr.カラー108番のキャラクターレッドにしました。
Mr.カラーには100番台にキャラクター〇〇と名前がついた白、青、赤、黄の色があります。おそらくはガンダム用の色なのでしょうが(あ、もちろんガンガルやガルダンでも使えると思います)、スケールモデルでも他の色と少し色味が違うので重宝しています。ちなみにキャラクターイエローなどは日本軍機の敵味方識別塗装の58番黄橙色の代用にもなります。
キャラクターレッドですが深紅でもなく、黄色味のある朱色系の色でもなく、ということで、悪くなさそうです。
もともとのキットは東京消防庁と埼玉県の志木市消防署のデカールが入っていたのですが劣化が進んですでに使うことができず、久しぶりにプリントゴッコを持ち出してクリアデカールに金文字を印刷しました。架空の町の消防署仕様ですのであしからず。ナンバー等も手持ちのインレタなどから使っています。
こうして「はたらくワーゲン」2台が揃い踏みです。くるまのプラモデルはたまに作る程度ですが、F1マシンは別として乗用車ではどうも小型の「国民車」に目が行くようでして、ミニクーパーやフィアット500などを作ったりしています。ワーゲン・ビートルもまだストックがあり、いずれ通常の乗用車のバージョンで作ってみたいです。
さて、昨年あたりからメッサーシュミットだのドイツ軍のフィールドキッチンだのと一人で「日本におけるドイツ年」になっております。これだけドイツネタが続いたのは私にしては珍しいのですが、そろそろ日の丸のついたものとか、赤と緑と白か、赤と青と白とかが恋しくなってきました。
冒頭にお話ししたワーゲン占い、日本ではワーゲンのパトカーというのは聞いたことがないのですが、ファイアチーフのワーゲンと出会ったらどうなるのでしょうか。気になるところです。
その昔、子供たちの間では「ワーゲン占い」というのがあったと聞きます。一日にフォルクスワーゲン・ビートルを〇台見たらいいことがある、〇色のワーゲンを見るといいことがあるといった他愛のないものですが、それだけワーゲン・ビートルが街にあふれていたということなのでしょう。スーパーカーブームのころ、ワーゲン・ビートルだけ入った消しゴムのガチャガチャもありました。スーパーカーなのになぜ国民車のワーゲンなのか、というのはさておき、親しみやすいスタイルと相まってそれだけ子供たちに人気があったからでしょう。
ミニカーやプラモデルでも人気で、1990年代以降に、ハセガワやタミヤからも1/24でキット化されています。ハセガワの「はたらくくるま版ビートル」がこちらでございます。
左が日本の消防仕様、右はベルギーの警察仕様です。
消防仕様のビートルですが、かなり前にハセガワからファイアパトロール仕様としてキット化されていたもので、恵比寿にあったMr.クラフトさんで中古品を購入しています。
既にデカールなども使えそうにない状態で、その時はキットに入っていたデカールを元に自作デカールでベルギーのパトカーにしようかな、などと思ってそのままにしていました。そこから10年近くたち(そんなに寝かせるなよ、と怒られそうですが)、10年ほど前にハセガワからこのキットが再販されました。今度はパトカー仕様で発売され、その中にベルギーのパトカーのデカールもあったものですから、発売からそれほど経たない時に新しいキットでベルギーのパトカーを作りました。アントワープ市の警察だそうです。オランダ語圏(フラマン語)に属するため、当地の言葉で警察を意味するPOLITIEと記載があります。
車体はMr.カラー69番ののグランプリホワイト、青い帯は同65番インディブルーです。
人形はベルギーのおまわりさんではありません。あしからず。
こうなると古い方のワーゲンが宙に浮いてしまいした。本人も忘れていたくらいで恐縮なのですが既に白のサーフェーサーも吹いてありました。仕掛中ですのでなんとかしてあげなくてはと思いたち、10年以上の眠りから覚めていただき、冬の間に作りはじめてようやく完成させました。
棚のこやしになっている間にメッキパーツの一部も床下の小人が持って行ったのか、行方不明になっていました。従ってドアノブなどはプラ材で自作しています。
こういう訳ありキットですからいろいろ実験もしてみようと思いました。メッキパーツは漂白剤につけてメッキをはがし、つやあり黒を塗った上で以前ピギーバックのトラックにも使用した「荒野のコトブキ飛行隊カラー」パーカッションジュラルミンという色をエアブラシで吹きました。メッキの輝きはありませんが、青みが少し入った輝きの強い色です。鉄道模型なら1970年代のステンレスカーにも使えそうです。
車体色ですがキットの指定ではMr.カラー79番のシャインレッドとなっています。こちらの色、国鉄気動車の赤11号の代用として使えるくらいの「朱色」でして、消防車の色としては少し遠い感があります。さりとて原色の赤では郵便自動車のようですし、68番のモンザレッドではスポーツカーのようです。いろいろ迷ってMr.カラー108番のキャラクターレッドにしました。
Mr.カラーには100番台にキャラクター〇〇と名前がついた白、青、赤、黄の色があります。おそらくはガンダム用の色なのでしょうが(あ、もちろんガンガルやガルダンでも使えると思います)、スケールモデルでも他の色と少し色味が違うので重宝しています。ちなみにキャラクターイエローなどは日本軍機の敵味方識別塗装の58番黄橙色の代用にもなります。
キャラクターレッドですが深紅でもなく、黄色味のある朱色系の色でもなく、ということで、悪くなさそうです。
もともとのキットは東京消防庁と埼玉県の志木市消防署のデカールが入っていたのですが劣化が進んですでに使うことができず、久しぶりにプリントゴッコを持ち出してクリアデカールに金文字を印刷しました。架空の町の消防署仕様ですのであしからず。ナンバー等も手持ちのインレタなどから使っています。
こうして「はたらくワーゲン」2台が揃い踏みです。くるまのプラモデルはたまに作る程度ですが、F1マシンは別として乗用車ではどうも小型の「国民車」に目が行くようでして、ミニクーパーやフィアット500などを作ったりしています。ワーゲン・ビートルもまだストックがあり、いずれ通常の乗用車のバージョンで作ってみたいです。
さて、昨年あたりからメッサーシュミットだのドイツ軍のフィールドキッチンだのと一人で「日本におけるドイツ年」になっております。これだけドイツネタが続いたのは私にしては珍しいのですが、そろそろ日の丸のついたものとか、赤と緑と白か、赤と青と白とかが恋しくなってきました。
冒頭にお話ししたワーゲン占い、日本ではワーゲンのパトカーというのは聞いたことがないのですが、ファイアチーフのワーゲンと出会ったらどうなるのでしょうか。気になるところです。