もう3年位前のことになりますが、多段ポット栽培という栽培方法を
知って注目をしておりました。
当時はビジネスモデル等で折り合いがつかずこの栽培方法
を手がけることはできなかったのですが、あれから3年経って
この農法をずっと取材し協力されている環境農業新聞社の成瀬主幹と
話をしましたところ、順調に実績を伸ばし、今年6月9日に
大船渡市農業共同組合と「ただんポット」栽培の施設利用契約を締結し
植え付けが完了したとのことでした。(下の写真)
ところでこの栽培方法ですが、下のような2段式のポットに肥料の
入った特殊な土が入っています。
最初は、1段で栽培し根が一杯になったところで2段目を追加します。
この栽培方法でピーマンを成長させると以下のようになります。
成瀬主幹曰く、「塩害地でもすぐに農業ができる。だんだんポット。上の土の栄養と下の土の栄養が違う。
後で肥料を加える必要がない。これは普通のピーマン。グリーンピーマンが熟成すると赤くなるのです。
天ぷらに最高。1株に500個収穫可能。他の野菜もできます。
この農法を東日本大震災復興のために普及させようと考えております。」とのことです。
この栽培方法で成長したミニトマトの写真は以下の通りとなります。
背丈は2.5m位にまで成長します。
現状、栽培ノウハウのあるプロ農家向けのみを対象としてこの多段ポット栽培を
販売しているとのことですが、お盆明けに成瀬主幹と農場に見学に行くことになりました。
その模様をこのブログでもお伝えしたいと思いますので、ご期待下さい。