タイトルにあるように日経平均株価が3万円を目指すのか否かを考えたい。
全世界の上場株式の時価総額は2015年に75兆ドルを超え、全世界のGDPの合計額に並んだとされる。(https://r.nikkei.com/article/DGXLASGD02H16_U5A500C1MM8000?s=1)
世界的投資家として名高いウォーレン・バフェット氏はその国のGDPと上場株式の時価総額を比べて、株価が割高か割安かを判断している。
上場株式の時価総額÷GDPで求められる指標はバフェット指標と呼び100%を上回ると割高で、100%を下回ると割安だとされている。
日本はどうであろうか。2000年前後のITバブルの時はバフェット指数が150%近くまで上昇。そしてバブル景気の1990年代には300%を超えていたのであった。
2つのバブルは弾け、その後復活するには10年、15年という年月がかかったのは説明は要らないだろう。
バフェット指数に基づけば、株価は危険水位に差し掛かっていると言ってよいのではないかと思う。
一方、為替取引を見てみよう。
2016年の全世界の為替取引は1日で6.5兆ドル。2010 年は、3 兆 9710 億ドルであったのが 13 年には 5 兆 3450 億ドルであったから、もの凄い勢いで増えている。
批判を気にせず言えば、だぶついたマネーが為替に向かっていると言ってよい。
もうこれ以上、価格が上がらず、儲けられないとなると投機マネーはバブルを一機に弾けさせて売りで大儲けしようとする。
そのネタを常に探しているのだ。
僕の予想では、特定の通貨を狙ってくると思う。1997年のアジア通貨危機のようにである。