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MERS、24病院を公表 死者5人に

2015年06月08日 | 国際政治
MERS、24病院を公表
死者5人に 韓国政府が方針転換
2015/6/8 3:30 日経朝刊

 【ソウル=小倉健太郎】韓国政府は7日、中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)感染者が発生したり立ち寄ったりした国内24病院の名称を公表した。このうち6病院で感染者が確認された。ソウル郊外の京畿道平沢市に加えソウル市内の病院でも感染者が相次いでいる事態を受け、これまでの方針を転換した。これらの病院を最近、訪れた人に自己申告を呼びかけて感染した疑いがある人の隔離を徹底し、これ以上の拡大を防ぐ狙い。


 韓国全体の感染者は7日午前現在で死亡者5人を含め64人に増加した。感染者と接触した可能性がある隔離対象者は2361人となった。韓国政府によると病院外での感染は確認されていない。
 世論が強く求めていた病院名の公表に踏み切ったことは、政府の情報公開の一環だ。インターネット上では不安に駆られる市民が投稿を募り、感染者の確認場所などの独自「マップ」を作製するなど、多くの未確認の情報が飛び交っていた。
 崔炅煥(チェ・ギョンファン)経済副首相兼企画財政相は7日の会見で「6月中旬までに自治体、民間、軍、学校などがこぞって参加する総力対応の態勢を強化する」と述べた。行政措置のほか予算面でも支援する。文亨杓(ムン・ヒョンピョ)保健福祉相も同日、政府の対応を批判していた朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長らと共同で会見に臨み、各自治体と連携する姿勢を強調した。
 韓国では5月20日、中東からの帰国者の一人が初めてMERS感染と確認された。感染拡大は当初、この患者が入院していた平沢市の平沢聖母病院が中心だった。同病院で確認された感染者は計37人。7日にはソウル南部のサムスンソウル病院でも17人が感染していたと判明した。この病院に平沢市で感染した患者が入院した際、MERSと判定するまで時間がかかり、医師らやほかの患者に3次感染したという。
 感染者のうちソウルの病院の医師は感染が確認される前に約1500人の会合に出席していたことがわかっている。
 ソウル市や京畿道の教育当局は7日、MERS発生病院周辺地域を中心に小学校や幼稚園の休校、休園を決めた。教育省によると、こうした休校や休園は全国で1800カ所を上回る。

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