NHK EテレのサイエンスZEROで「地球を冷やす?あの病気にも!?土の実力発掘SP」を放送していました。
土にはスプーン1杯で100億個もの菌がいるそうですが、この菌についてはまだ1%位しか分かっていないそうです。窒素を土壌に固定化して大豆の栄養に変える根粒菌。この根粒菌の一部に二酸化炭素よりも温暖化に悪い影響をもたらす一酸化二窒素の排出を抑えるものがあるそうです。
また、結核の薬のストレプトマイシン、寄生虫の感染症の薬のイベルメクチンも土壌の菌から発見されています。
また、肥沃な土壌は1日にしてならず、ウクライナが世界の穀倉地帯なのは土壌が豊かであるからで小麦によい土を菌が作っているわけです。番組では、岩を砕いただけの砂が菌によって土になるかの実験をしていましたが30-40年あれば土になることが分かったそうです。
将来的には菌を移植して不毛な土地を耕作地に変えることも可能なようです。
土の魅力と可能性には驚きました。
健康な腸内環境は土壌に似ていると言われています。
土壌菌の解明が進めば、まだまだ新しい発見が出てくるに違いありません。