MA by So Shi Te 

南青山のインテリアショップ MA by So Shi Te のブログです!
毎日の出来事を綴らせていただきます。

桜の終わりとVoidの世界

2022-04-01 17:09:51 | 南青山
 昨日の雨と今日の強風で東京の桜は大分散ってしまいますね。なんだか今年の桜は短かった、そんな気がします。

 今朝はミッドタウンに寄ってから出勤。

 
 ソメイヨシノは半分以上散っていましたが、まだ満開の桜が。
  ここの公園の池は都会の中のオアシス。かもが水浴びをしていたり、心が落ち着く癒やしのスポットです。

 
  
 もう桜は大分散っていましたね。濡れた地面に桜の花びらが張り付いて一面を花びらのドットで覆っています。

 良く見ると他の草木にも桜の花びらがこびりついています
 
 

 そうかぁ、風に吹かれて散るのと雨に打たれて散るのとでは散り方と散った後の桜の花びらの状態がこんなに違うのですね。

 看板や壁なども塗れているため垂直の場所にも花びらがこびり付いています。

 ふと草間彌生のドットの世界を思い出しました。

 草間彌生さんというのは天才がゆえにちょっと変わった方でいらっしゃいますが、精神疾患に長い間苦しめられ、時にはありとあらゆるものからささやかれる幻聴に悩まされたそうです。
 
 そしてそれを消滅させる方法の一つがドットで覆うことだったそう。そのドットの作品は彼女の代表的な作品でドット柄のカボチャは有名ですが、かぼちゃ以外にも何でもドットで覆っていらっしゃいます。それはドットで覆うことにより物体を消滅させられると彼女は考え、長く悩まされた幻聴から抜け出すための彼女の防衛策であったそうです。

 自己消滅。ドットが覆うことにより物の境界線が消え見えなくなる、そんな感じでしょうか。彼女はインタビューでVoid (空っぽ、空虚、無)という言葉でドットを表現されていたのを覚えています。

 
 
 ふとベンチに目をやると 花びらのドットでベンチの境界線がぼんやりしたイメージに見えることに気がつきます。ほほ~、こういうことかな? まぁ勝手な私の解釈ですが。

 こんな景色を見られたのも桜が散る頃の雨の後の散歩のお陰。

 ふと他の植え込みに目をやると

 

 次々と新芽が顔を出してすくすくと成長をしています。そして欅の木の先端にも小さな緑の葉っぱが出始めていました。

 おぉ~、もの凄い勢いで季節が移ろう瞬間に立ち会ったような、そんな喜びと共になんだかワクワクする光景です。

 あ~楽しい散歩だった♪w

 
 今日は作品のご紹介はお休みです。
  良い週末をお過ごしくださいね。



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