インターネットに古くから携わっている人間からすると、RIAと呼ばれるようなブラウザ以外のWEBアプリケーションの必要性について理解できないのかもしれないが、インターネットの発達、オンラインサービスが全面展開した結果、ブラウザではどうも十分なサービスをできなくなった。
これまではオンラインサービスといえば、ブラウザで特定のサイトに接続し、オンラインサービスを受けるのが当たり前だった。だからこそオンラインサービスというのは、C/S型アプリケーションの補完的な位置づけに過ぎなかった。
しかし、インターネットへの依存度が高まり、常時接続が当たり前となり、オンラインサービスの提供する内容が-そのビジネス規模の高まりとともに-高度化することによって、C/S型アプリケーションと同様の使い勝手が求められるようになり、汎用的なブラウザによるUIでは不十分となった。そのサービスに特化したUIをもったブラウザ=RIAが必要となったのだ。
Mozilla LabsのバイスプレジデントChris Beard氏もブラウザは進化する必要がある、という風に考えており、「Prism」と「Weave」という2つのプロジェクトでブラウザの限界を超えようと取り組んでいる。
モジラ:「Firefox 4」に向けた目標はPCとの統合とウェブサービスとの連携強化:スペシャルレポート - CNET Japan
しかしCnetの記事を読む限り単純な疑問が。
「Prism」にしろ「Weave」にしろ、見ている方向感としては間違ってはいないのだろうが、「FireFox」が提供するのはあくまでブラウザであり、あるいは開発者向けのPFだろう。モジラが何らかのサービスを提供するわけではない。
現在、RIAについては、Adobe「AIR」「Flash」やMicrosoft「Silverlight」などが先行しているが、いずれも全く新しい技術だけで構成されるわけではなく、既存の技術の延長線上にある。その意味で、開発側・サービス提供側からしてもあえてPrismである必要はない。
また「Weave」にしても、Mozillaでサービスを提供するのでないとしたら、複数のPCに共通のブラウジング環境を提供するのは誰になるのだろうか。アプリ間でインポートするだけなら今でもできるが、常に同期をするとなるとサービス化する必要があるだろう。
また個人に閉じて利用環境を同期することと、ソーシャル的なサービスは違う。このあたりもどう整理していくのか。まぁ、FireFox3の正式版も出ていないので、今後に期待ということだろうか。
これまではオンラインサービスといえば、ブラウザで特定のサイトに接続し、オンラインサービスを受けるのが当たり前だった。だからこそオンラインサービスというのは、C/S型アプリケーションの補完的な位置づけに過ぎなかった。
しかし、インターネットへの依存度が高まり、常時接続が当たり前となり、オンラインサービスの提供する内容が-そのビジネス規模の高まりとともに-高度化することによって、C/S型アプリケーションと同様の使い勝手が求められるようになり、汎用的なブラウザによるUIでは不十分となった。そのサービスに特化したUIをもったブラウザ=RIAが必要となったのだ。
Mozilla LabsのバイスプレジデントChris Beard氏もブラウザは進化する必要がある、という風に考えており、「Prism」と「Weave」という2つのプロジェクトでブラウザの限界を超えようと取り組んでいる。
モジラ:「Firefox 4」に向けた目標はPCとの統合とウェブサービスとの連携強化:スペシャルレポート - CNET Japan
しかしCnetの記事を読む限り単純な疑問が。
「Prism」にしろ「Weave」にしろ、見ている方向感としては間違ってはいないのだろうが、「FireFox」が提供するのはあくまでブラウザであり、あるいは開発者向けのPFだろう。モジラが何らかのサービスを提供するわけではない。
現在、RIAについては、Adobe「AIR」「Flash」やMicrosoft「Silverlight」などが先行しているが、いずれも全く新しい技術だけで構成されるわけではなく、既存の技術の延長線上にある。その意味で、開発側・サービス提供側からしてもあえてPrismである必要はない。
また「Weave」にしても、Mozillaでサービスを提供するのでないとしたら、複数のPCに共通のブラウジング環境を提供するのは誰になるのだろうか。アプリ間でインポートするだけなら今でもできるが、常に同期をするとなるとサービス化する必要があるだろう。
また個人に閉じて利用環境を同期することと、ソーシャル的なサービスは違う。このあたりもどう整理していくのか。まぁ、FireFox3の正式版も出ていないので、今後に期待ということだろうか。
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