ビールを飲みながら考えてみた…

日常の中でふっと感じたことを、テーマもなく、つれづれなるままに断片を切り取っていく作業です。

音楽とSNS・ブログの出会い方

2006年04月08日 | コンテンツビジネス
ちょっと変わったSNSとして「PLAYLOG」というのがある。最初に招待されて登録はしてみたものの、使い方がよく分からなかったのでほっておいたんだけど、ちょっと他の人のページを見ていいなぁ、と思ったことを。このSNSは音楽との結びつきが非常に強いSNSなのだけど、面白かったのはSNSの「Webうた」という機能。これはマイページに自分の好きな曲を貼り付けて、ページを見にきた人に聞かせたりメッセージカードと一緒に曲を贈ったりできるというもの。

とりあえず使い方がよくわからないまま、マイページにsampleで提供されている曲を設定してみると、自分のページを開くたびに「Webうた」に設定した曲が再生されはじめる。これはもちろん他人が僕のマイページを見た場合も同様だ。

そんなわけでたまたま「PLAYLOG」内をいろいろ覗いていた時に、Webログを設定していた人が!その人のブログを読むためにそのページを開いたのだけれど、その瞬間に音楽が鳴り出し始める。自分の知らない(いかした)曲との出逢いがあれば、それはちょっとした感動だ。

この「Webうた」が狙うもの。それは「着うた」などが開いたように、音楽をアクセサリーとして自分自身の自己表現として、アクセサリー感覚で楽しむということなのだろう。ブログやSNSというものが、バーチャル空間でのもう1つの自分を創造する場である以上、その空間も、あるいはその空間こそ自分自身のスタイルで飾りたくなるだろう。だったらその表現手段として、My Favorite Songで飾ってしまえ、といった感じだ。

これは全くもって正しい。

ただ残念なのは、そのためにお気に入りの曲を購入する「形」になっていること。このことのために購入というのは敷居が高い。もう1つ、折角、自分のスタイルを反映させるのに、それがページのデザインはいじることができずにただ音楽が聞こえます、というのもどうか。「スタイル」とはそのページ全体の雰囲気、デザインや写真、ブログの文章なども含めて反映されるべきであって、いかんせん中途半端といえば中途半端。通常のブログなどでは実現されていない「好きな曲」をそのページに貼り付けるという機能がついているのだから、このあたりも何とかして欲しいところだ。

これとは逆のアプローチを取っているものもある。

「JAZZ」のもつ雰囲気を最初からテンプレートかし、ブログの利用者にそのテンプレートとさらには毎月「お薦めのJAZZ」をそのテンプレートから聴けるようにしようというものだ。



こちらのアプローチでは、もしあなたがJAZZ好き、もしくはその雰囲気が好きであれば始めから用意されたそのテンプレートを選択することになる。すると、「あなた」ではなく「JJazz.Net」というネットラジオがセレクトした楽曲を、「あなた」を含めたそのブログの読者がみんな聴くことが可能になる。

「あなた」のスタイルというわけではないが、意外とおしゃれな「JJazz.Net」の雰囲気が好きな人にはお薦めだろう。

ちなみに、今月のセレクトされた4曲の中では、THE MARKET「Dublee / Cliff」とTHE PARK「Rising Tones / 積恋雪岬」あたりがお薦めでしょうか。どちらも所謂「JAZZ」という感じではないものの、ちょっとおしゃれな感じでCafe感覚で聴きたくなるもの。

これ以外にもブログやSNSと音楽を結びつける方法はまだまだある。一時期流行った「ミュージック・バトン」なども本当は合わせてその人のセレクトした曲を聴けて、コメントなどを残せるようだともっともっと面白い楽しみ方ができただろう。

もちろんJASRACを含めた制度的な問題や不正COPYの問題、そこで商売をしている音楽業界などの問題もあるのだろうが、もっともっと新しい楽しみ方を作り出していって欲しいと思う。

「JAZZ」と「ブログ」

ゾクゾクする「音」空間

「アッパークラス」戦略と「高品質」配信

バトンを回す-スモールワールドへの挑戦







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