突然,不治の病になりましたとさっ。

病気が大っキライです。
何年経っても受容できず、コントロールの愚痴、毎日の出来事を愚痴る後ろ向きブログです。

熊本宣言2013を考える。

2013年10月16日 | DMお勉強

相変わらず、お勉強会のつづきネタです。

 

ご承知のように、今年の日本糖尿病学会で、治療目標となるHbA1cが、国際表記に変わったのを受けて、「優良可」ではなく、病態に合わせた努力目標と変更されました。コレが「熊本宣言2013」です。

勉強会での講師の先生(DM性神経障害で権威)が、その解釈についてお話されました。

 

  ♪

 

『 熊本宣言2013 ―あなたとあなたの大切な人のために Keep your A1c below 7%

 日本糖尿病学会は、第56回日本糖尿病学会年次学術集会にて「熊本宣言2013」を発表いたしました。
 これは、多くの糖尿病患者さんにおける血糖管理目標値を【HbA1c 7%】未満とし、日本糖尿病学会が、これからも糖尿病発症予防に尽力するとともに、より良い血糖管理などを通じて糖尿病の合併症で悩む人々を減らすための努力を惜しまないことを宣言するものです。その内容を以下に掲載いたします。

http://www.jds.or.jp/common/fckeditor/editor/filemanager/connectors/php/transfer.php?file=/uid000025_6B756D616D6F746F323031332E706466                                  』

 

  ♪

 

この「熊本宣言」を、「合併症を予防するためには7%以下を目標にすれば良い」と、解釈していませんでしたか?

私は、コレまでの「優」5.8%が、6.0%  「可」が7%に変更され、だいたい7%以下位のコントロールでいたら合併症は防げる、なーんて漠然と考えておりました。

 

いえいえ。

すべての糖尿病患者さんが目指すのは、6.0%以下を目標とすべきなんだそうです。

 

ただ、例外が発生するんです。

6.0%以下は、「食事療法と運動療法だけで達成可能な人に限る」んだそうです。ただし、薬物(経口薬もインスリンも含む)療法をしている患者さんは、低血糖をおこさないなら6.0%を目標とすべし・・ってことです。

私も含めて1型なら、低血糖が全くなしに、すれすれのコントロールは、ほぼ無理でしょう。

 

となると、1型の目標HbA1cは、つぎの7.0%という事でしょうかねぇー。

それでも、低血糖のリスクが高い人はダメってありますねぇー。

無自覚低血糖の患者さんは、もう少し、高めがいいってことですね。閾値が上がるのは良くありませんもんね。

 

 

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DCCT/EDIC試験が示すように、HbA1cが高いのは・・願わくば避けたいですよねぇー。

合併症の予防には、「厳格な血糖コントロール」ですってよぉー。(;_;)\(゜゜) 

合併症の治療にも、血糖コントロールありき・・だそうです。

講師のセンセは、さらに、血糖コントロールのみならず、「高血糖以外の危険因子に介入すること」と、「発症機序に基づいて開発された薬を使う事」って仰いました。

 

前者は、血圧とかコレステロールとかDM関連、切っても切れない三角関係ですよね。

後者は、先生方の中でも意見が分かれるところじゃないかなぁー。

 

 

こんど、受診して、「発症機序に基づいて開発された薬を使う事」について、センセのオハナシを伺ってくるつもりです。

また、ネタにしますねぇー。