江戸中期、芭蕉の門下の俳人・向井去来の住居であった落柿舎去来が書いた落柿舎記の記述によると、落柿舎の庭に40本の柿木があり商人が柿の実を買う約束をしたところ、一夜にして柿の実がすべて落ちてしまったという出来事が、名前の由来といわれている 芭蕉も晩年、三度も草庵を訪れて、名作「嵯峨日記」を著した . . . 本文を読む
太い角材を格子に組んで造られた山門
地湧金蓮 開花中
常寂光寺(じょうじゃっこうじ)は
山号を小倉山と号する日蓮宗の寺院で、洛陽十二支妙見の札所
慶長元年(1596)に本圀寺(ほんこくじ)十六世・究竟院 日禛(にっしん)上人が開創
常寂光の「常」には法心(ほっしん)、「寂」には般若、「光」には解脱の意味
法心とは仏が悟った真理、般若とは . . . 本文を読む
百人一首にも詠われた小倉山の麓に佇む天台宗の寺院
嵯峨天皇の勅願により承和年間(834~848)に創建
1200年の時を超え、四季折々に美しい景観に包まれている二尊院
正式には「小倉山 二尊教院 華臺寺」
(おぐらやま にそんきょういん けだいじ)
豪商・角倉了以が伏見城の薬医門を移築・寄進したと伝わる総 . . . 本文を読む
西院の河原
寺伝によれば、化野の地にお寺が建立されたのは、約1200年前
弘法大師が五智山如来寺を開創され、その後、法然上人の常念仏道場となり
現在、華西山東漸院念仏寺と称し浄土宗に属する
「あだしの」は「化野」と記す
「あだし」とははかない、むなしいとの意で、又「化」の字は「生」が化して「死」となり
この世に再び生まれ化る事や、極楽浄土に往来する願いな . . . 本文を読む
茅葺屋根の草庵
京都の外れ奥嵯峨の地、背後に愛宕山地が迫る人影少ない静かな地
平家物語の「祇王」の物語を今に伝える大覚寺の塔頭寺院「祇王寺」へ
大覚寺・祇王寺との共通券で参りました
2年半ぶりに訪れた祇王寺
季節は巡り巡り、
夏の草庵は、深い緑色の木々・苔庭に、木漏れ日が . . . 本文を読む
大沢池と菊ヶ島
猛暑の大覚寺へは朝早く着き、外国人観光者を含めて数人だけ、ゆっくり拝観した
嵯峨御所と呼ばれ院政が行われた所としてもよく知られ
平安時代、嵯峨天皇の離宮だったが後に寺院となる
天皇の写経が奉安され、般若心経写経の根本道場として有名
また、生け花発祥の寺で「嵯峨御流」の総司所でもある
前回は、日本三大名菊の一つ嵯峨菊の展示中 . . . 本文を読む
京都のタマゴサンド
祇園祭の宵山(7月16日)から2泊3日で京都滞在していた
初日の朝食は、ホテルから数分と近い「珈琲 雲仙」へ確認電話する
日曜日と祝日のみの営業、時折 土曜日に開けることもある
(開店日については公式SNSをチェック)
その理由なども紹介した記事 コチラ
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狸谷不動院道に詩仙堂の小有洞(しょうゆうどう)と書かれた小さな門
遥か昔に来た詩仙堂を
くぐり戸を一歩踏み込んだ瞬間に、ふぅわっと思い出す
京都市左京区一乗寺にある詩仙堂は、江戸時代の文人・石川丈山の晩年を過ごした山荘跡
現在は曹洞宗大本山永平寺の末寺としても . . . 本文を読む