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☆京都 * 夏の常寂光寺(狛犬と地湧金蓮)

2023-08-21 | ♥京都・奈良の旅

太い角材を格子に組んで造られた山門

地湧金蓮 開花中

 

 


常寂光寺(じょうじゃっこうじ)は

山号を小倉山と号する日蓮宗の寺院で、洛陽十二支妙見の札所

慶長元年(1596)に本圀寺(ほんこくじ)十六世・究竟院 日禛(にっしん)上人が開創

 

常寂光の「常」には法心(ほっしん)、「寂」には般若、「光」には解脱の意味

法心とは仏が悟った真理、般若とは真理を悟る智慧、解脱とは生死の苦悩から

根源的に開放された状態のことであり、この地は涅槃にいたっている

仏が住む地の観があるとして「常寂光寺」と名付けられました

 

 

仁王門

茅葺屋根の仁王門とモミジが調和し、とても印象的

*仁王像は運慶作と伝えられる(画像なし)

 

 

正面参道石段(男坂)

 

 

末吉坂(女坂)

 

 

本堂

 

 

 

 

 

京都市内

 

 

 

本堂から左側に進むと妙見堂

 

 

慶長年間(1596~1610)の保津川洪水の際、上流から流れ着いた妙見菩薩像を

角倉(すみのくら:現在の嵯峨天龍寺角倉町)の船頭が拾い上げ、地元で祀られていた


享和年間(1801~1803)の第22世・日報上人の時に常寂光寺へ遷され

第26世・日選上人の代に妙見堂が建立された

 


奉納されていた素朴で可愛い 狛犬

奉納者の名前は「荒井徹殿」、作者は不明

 

小さな狛犬が、お仕えしています

 

 

 

中に入って見ました

鴨居の上には、「ニワトリ」と、、

 

 

 

 

 

本堂の裏側へ

 

 

本堂西庭園池

 

 

 

 

 

 

八重咲き桔梗

 

白桔梗

 

 

 

大阪花博(1990年)で、目玉植物として展示された花

 

地湧金蓮(チユウキンレン)

バショウ科ムセラ属

   学名:Musella lasiocarpa

原産地:中国雲南地方

 

 

ハスのような黄金色の花が地中から湧き出しているように見える

葉はバショウやバナナに似た形状で、

花びらのように頂部から四方に開いているのは「苞(ほう)」と呼ばれる葉の一部

実際の花は小さく、苞の付け根に連なるように咲く

 

苞の隙間から伸びる花

 

 

 

 

センノウ(仙翁)

ナデシコ科 / センノウ属

鎌倉時代の末から室町時代の初めごろ、中国から渡来した多年草

 

 

 

東屋

 

 

本堂前石段から仁王門

 

 

 

小倉山の中腹にある京都屈指の紅葉の名所

暑い夏は人もまばらで、より静寂な佇まいに目を奪われる

 

花が少ない時期に、中国から渡来した一見派手な花には驚いた

考えてみれば

仏教は中国から朝鮮を経て日本に伝わったのだから「あり

また、狛犬愛好家として素朴な狛犬に出会えたことは、とてもうれしい

 

 

 

常寂光寺 公式サイト コチラ

 

 

 

 



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