まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都:祇園祭のおススメのお土産(1)「祇園ちご餅」

2010年07月06日 | グルメ・お土産

昨日、祇園祭の長刀鉾の吉符(きっぷ)入りが行われました。吉符入りとは、神事始めの意味で、祭り期間中の無事を祈ります。神事の後、四条通に面した長刀鉾の会所2階から稚児が「太平の舞」を披露します。現在は長刀鉾のみに生稚児(生身の男の子)が乗っていて、その他、函谷鉾などには稚児人形が乗っています。昨年は、山鉾巡行の際の長刀鉾の稚児のしめ縄切りの様子をご報告しています。【前ぶろぐ

P1150506今日は、稚児に因んだお菓子をご紹介します。三條若狭屋さんの「祇園ちご餅:315円」です

昔、祇園祭には、6月1日に社参という稚児の「御位貰い儀」の行列があり、八坂神社の帰り楼門の茶店で、稚児が一同に味噌だれをつけた餅と飲み物を振舞ったそうです。その餅が厄を除き福を招くと伝われ洛中の評判になっていたそうです。大正初期、お稚児さんのお世話をしていた、三條若狭屋さんの二代目が忘れられていた餅の事を知り、祇園ちご餅を創作したそうです。

ちまきのように竹の皮風の紙で包み、三色の短冊が飾られています。お餅は、白味噌を甘く炊いたものを求肥で包み、氷餅をまぶし竹串にさしてあります。白味噌が甘しょっぱくておいしいです。串のサイズは12センチほどのかわいいお菓子で、1人で3本ペロッと食べれます。(^^)お値段も手ごろで、ちょこっと配るお土産にもいいですね。日持ちは7日、箱入りもあります。1年中販売されていますが、祇園祭のお土産におススメです。

P1150507現在でも、日程や形式はちがいますが「お位もらい」が行われています。稚児が八坂神社に参拝し、正式な「神の使い」となります。その際に、稚児餅がふるまわれているそうです。(たぶん、このお餅ではありません)

なお、祇園祭では、山鉾で「厄除けちまき」を売っています。これは玄関に飾る御守りで、食べれません。なぜ?ちまきなのかというと・・・蘇民将来、茅の輪くぐりと同じ由来です。詳細は【前ぶろぐ】にて。*黒主山には食べれる「ちまき麩」があります。、

三條若狭屋 http://www.wakasaya.jp/

*京都駅ならキューブポルタみやこみちで買うことができます。