まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

「京都銭湯部とゆく・・・長者湯」に参加しました(2)

2011年05月23日 | 京都市上京区

一昨日、まいまい京都さん主催のまち歩きイベント「 京都銭湯部とゆく、今日からできる豊かな町暮らし~地下水、薪焚き、タイル絵、昔ながらのお風呂屋さん・長者湯へ~」に、まじくんと2人で参加しました。

まずは、よしやまち校舎で、京町家についてお話を伺ってから、長者湯まで実際に町家を見ながら、まいまい(うろうろ)歩き始めました。詳細は前日ぶろぐにて。ようやくついた長者湯さんです。(到着した時間は準備中で暖簾が下がってませんでした)下駄箱に靴を入れて・・・昔ながらの下駄箱、大きくなった日本人の足にはちょっと小さめかも?下駄箱に入れるべき、下駄・・・もってます?

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銭湯(湯屋)の起こりは、身体を清めれば精神も清められるという仏教の教えに基づきます。奈良・平安時代の僧侶の入浴のための「湯屋」、病気を患った人を清める「施浴」から始まり、鎌倉時代には一般人にも普及します。日本に現在のような銭湯がたくさんできたのは、昭和30年代です。ただし昭和40年代には各家庭に風呂ができ、現在に至るまで減り続けています。こそっと番台に座ってみました。番台では、せっけん、シャンプー、かみそり・・・飲み物のほかに、お土産に絵葉書も売ってまーす。ここの番台は、脱衣場に背中を向けたスタイルです。

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お風呂屋さんを経営しているのは、全国的に石川県の方が多いそうです。この長者湯さんにも、さかのぼれば加賀のご出身だそうです。看板には「白山湯の花温泉」の名が・・・白山は石川県にある山のことです。私の故郷、富山の八尾の民謡、越中おわら節にも♪えっちゅで、たってぇ~やま~♪かがぁで~は、は・く・さ~ん!!(越中で立山加賀では白山)って、出てきます。全国に白山湯って名前の銭湯、結構見かけます。(^^)

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さぁ、一番風呂の前に、普段は見ることができない釜場を見学~。先ぶろぐでお話しした通り、ここは薪焚きのお風呂です。銭湯のお湯を沸かすって、どんな大きな釜だろうと思ったら、意外と小さめ・・・でも、あのジブリ映画「千と千尋の神隠し」で、釜じいが使っていた釜の蓋を開け閉めするために上げ下ろしする鉄の棒もちゃんとありました。

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ご主人に教えてもらって、薪もくべてみました。ところで「くべる」は漢字で「焼べる」と書きます。自宅で火を焚くことが少なくなった今、くべるは死語のようですね。(T0T)薪くべ体験、楽しかったです。【写真右下】今回、うっかりして素敵な長者湯のご主人のお顔を撮るのを忘れてました。その代り・・・釜場の働き者!双子のロボット?のようなかわいい顔の温度計の写真でお許しを・・・。おちょぼ口に見える。(^m^)

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続いて、地下水の井戸を見に行きました。5人も入れば満室になるような小さな空間です。釜場から数段降りると大きな井戸が・・・。この井戸は枯れることがなく湧いていますが、夏場など水が少なくなるときがあるそうです。その際は水道水を使うこともあるそうです。

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さぁ、薪もくべたし(役にはたってないようですが・・・)、井戸水も確認したし!いよいよ一番風呂に入ります!次のぶろぐへ。なかなかお風呂に入れないですね。とりあえずお風呂の様子は、先に写真付きでつぶやいてます。【こちら

まいまい京都 http://www.maimai-kyoto.jp/

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