ひと昔前までは目も良くて本を読むのがそんなに苦じゃなかったので、ヘタするとご飯食べながらも読んでいましたっけ。
今はあまり小さい字を長時間見るとちょっとこたえるので、時々気になる本や好きな本を読んだりしています。
心理学者の 河合隼雄先生、ミヒャエル・エンデ、宮沢賢治・・・みんな亡くなられてしまいましたが、
何度も読み返す本もあります。
ただ、大人ってなかなか本を読む時間がなかったりしませんか?
これは、河合隼雄先生も言っておられたんですが、そんな人は絵本を読むといいですよ。
子供の頃も、絵本や児童文学は読んでいましたが、ピアノの先生というこの仕事に就いた、
20代前半、レッスンを待っている子たちに、何か良いものをと思って探していた時に、
絵本の世界に魅了されました。
その頃、一番衝撃的だったのが、佐野洋子さんの「100万回いきたねこ」でした。
すっかり佐野洋子さんに魅了され、何冊か買い求めては、深い・・・と、うならされました。
林明子さんの、美しくやさしい絵本の世界も好きですが、佐野さんはその真逆といってもいいほど、
インパクトがあります。
でも、ものすごく深い真実の世界を描かれているので、ちょっとひねくれた主人公など、本当に魅力的です。
大学生の時は、関西で教員をなさっていた鹿島和夫先生の、「1年1組 せんせい あのね」
を読んで衝撃を受け、このシリーズや、灰谷健次郎さんの作品なども、けっこう読みました。
本当は今でも、もっと買いたいところですが、残念ながら本棚がいっぱい。
それも手前と奥に二重に入っているんです。
貸してあげて帰ってこなかった本も多々あり、好きな本はもう一度買いたいと常々思ってはいますが・・・
ぼろぼろになって、本棚の片隅にある絵本たち・・・
どうぞお母様方も、手にとって読んでみて下さい。
本当に深いです。
短い言葉の中に、あぁっ! と思う真実がたくさんあります。