米子 西野ピアノ教室 musica felice

米子市のピアノ教室・・日々思うこと徒然なるままに。
幼児から受験生、大人の方いらしてます。
音楽は心の対話ですね。

女性としての生き方

2013-10-10 07:14:35 | おもうこと

ひところ・・・そう40歳前後だったかな・・・



いろいろ思うところがあり、色々な女性の生き方を知りたいと思って読んだ本がいくつかあります。



その中から、何冊か・・・




「千住家の教育白書」千住文子

あの天才3人の母として、学者の妻としての生き方、3人の天才児に「母が一番才能があった」と言わせる母の存在の大きさを感じます。




「世界がお前たちの舞台だ」李元淑

世界的指揮者チョン・ミュンフン、ヴァイオリニストのチョン・キョンファ(米子コンベンションセンターこけら落しで情熱的な演奏をされたのをお聴きになった方もあるでしょうか?)、チェリストのチョン・ミュンファをはじめとして、7人の子供達を立派に育てた陰には、並々ならぬ苦労や秘話もあります。ここに書かれたことが全てではないのでしょう。すごい人です。




「一人では生きられない」養老静江

女性として女医として、これだけのことを経験したら、人の何倍もの人生を生き抜いたという感覚さえ持ちます。置き去りにした悲しみもお持ちだったのではないかと思います。もちろん、あの!養老孟司さんの母です!




「チョッちゃんが行くわよ」黒柳朝

ヴァイオリニストの夫を支え、たくましく生きた人。戦時下で我が子を失う苦しみにも直面しました。徹子さんの弟さんもヴァイオリニストなのですよね。朝さんの弟さんが出版された「弟が見たホントの『チョッちゃん』」と言う著作もあり、秘話もあるようです。もちろん徹子さんの「トットちゃん」も!




「心の子育て」河合隼雄

河合隼雄先生の(また~といわないで~)「こころの子育て」読みやすくしてあります。



内容を少し・・・




人間のこころの発達は、ある程度は段階的だが、もっと自由でジグザグに進行するものだ。子どもにとって親が何かしてくれるというのは、お金を稼ぐことじゃなくて、一緒にいてくれたとか、大事なときに“うん”と言ってくれたとか、そういうことなんです。だいたい“普通でいい”なんて思うのが、ほんとうはけしからんです。子どもがどう思っているのかわからないのに、普通が幸福なんだから普通になれ、だなんて。不安ていうのは、他人を巻き込む力が強いんです。だから、不安の強い人は、なんとなく嫌われることが多い正しいことを立て続けに言うと、人間は動けなくなるんです。世の中には下手な子育てはあっても、どんな子にでもあてはまる“よい子育て”というものはありません。親が子どもをコントロールできる、と思いすぎているんじゃないでしょうか。…相手は子どもで、生きている存在なんです。こちらの思い通りにならないのが生き物というものでしょう。だいたい子どもというものは、“親の目が届かないところ”で育っていくんです。心理療法を受けに来る子どもで、難しいのは“扱いやすい子でした”という場合です。ひょっとしたら、子どもは信号を出していたのに親が気づいていなくて、それで扱いやすいと思っていたのかもしれない。あるいは、親が気づかないので、だんだん出さなくなってきたのかもしれないわけです。子どもが甘えてきたときに、甘えさせるのはいいんです。子どもが甘えたいという気持ちを、受け入れてやっているんだから。ところが甘やかすというのは、甘えさせるのと違って、“なんでもかんでも、親の私にベタベタしてたらよろしい”という姿勢なんです。ほめたらつけあがるなんてことはまずありません。もっと子どもを信用していい。子どもを信用できないのは、つまりは自分を信用していないからなんです。“絆を深める”とぼくが言うときは、絆の糸を長くして、ずっと深めていくのが理想なんです。お互いの関係の深いところを、なるべく遠く、それこそ“無限遠点”にまでもっていく。その点を介してつながっていれば、相手がどこか遠くへ行ったって大丈夫。一番深いところでつながっているわけですから。…その糸を、短くして強めている人は、相手をコントロールしているだけです。依存のない自立は孤立というべきで、それでは関係が切れてしまっているんです。自立というのは親と子の間に新しい関係を作ることです。子どもを“幸福な状態”に置くことによって親が安心しようとするのは、親の勝手というもので、子どもの幸せを中心にしていない。ほんとの幸福とは、その子が“自分の人生を生きられる”ということなんです。    



母として、女性として、人として、、、



どう生きるのか?



思っていらっしゃる方も多くあると思います。



Q&Aの、4ページでまとめられているので、気になるところから読めるし、子供の昼寝中、夜寝る前、、



ちょこっとずつ読み進められます



    



むかしピアノを習いに来ていた女医さん。



7人きょうだい全員医者だそうです。



母は、眼科医をしながら7人きょうだいを育てたと・・・



多くの方の協力もあったのでしょう。



でも、母!たくましいな~!



子育てに現実的な時間を取られるのは、意外と短い。



楽しまれたらいいと思いますし、子供を持った自分。。として、大きく広い心で、自分の生き方も模索されたらよいのではないでしょうか?



   



最近のお気に入りCDは、モーツァルトのコンチェルトK.595



特に第2楽章・・・



孤独の中で、神々しいくらい美しい・・・



もうすぐ天に召される人の、心の歌なのでしょう。



これほどやさしく、しずかに語りかけている音楽があるかというくらいです。



泣けます





コメント
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