遠方から友人が遊びに来たので、ふたりで映画「HAPPY FEET」を見に行った。
一般的に受けるキャラクターは、トトロやねこバスのようにフワフワぽっちゃりがうける。
とにかくツルツルでガリガリのキャラクターが売れたと言うのはあまり聞いたことがない。
フワフワぽっちゃりと言うのは、安心感をもたらしいやし効果があるようだ。
ヨーロッパでは、ガリガリのモデルが締め出しをくうようになってきた、いよいよ人間界も太めの時代に入ってきたと内心期待はしているが限度もあるらしい。
最近、私はJRのコマーシャルのペンギンを見慣れているので、ペンギンとはこんなものだと言う意識があった。
しかし、ある時、別のコマーシャルで本物のペンギンを見た時、まったくちがうものだと分かってびっくりしたが、「HAPPY FEET」は、実物に限りなく近づけて作ってある。
そのため、子どものときは超かわいいが、大人になるとちょっぴりかわいくないし、オットセイや象アザラシが怖い。
ダンスや歌うシィーンは、人間の動きに合わせて作っているので面白い。
主人公のマンブルの属する群れはいつのまにか、ユダヤ人に見えてしまうし、新興宗教の教祖のパロディーも出てきたりして時代を風刺している。
ダンス映画だと思っていたら、教会もちらりとでてくるし、最後が環境問題になるとは思ってもいなかった。
それにしても、映画監督の名前がジョージ・ミラーというのが面白い。
祈りだけで、孤児達を養い続けた孤児の父ジョージ・ミュラーと一字違いだけなので覚えやすい。
現在二本の企画を抱えているが、それが終わったら、「~4」を撮ることになっているそうだ。
「~4」は、本当は、もっと前に撮るはずであった。
その時、メル・ギブソンが興味を持っていたが、今は、監督のほうに関心があるので、彼なしで撮ることになるとパンフレットには載っていた。
メル・ギブソンのキリストが十字架にかかるまでの映画「パッション」の映像は黒澤明に似ているところがあったが、感動作品なので、まだ見ていない方はDVDでご覧ください。
DVDといえば、「クオ・ヴァディス」が、な・なんと500円で売っているので、こちらもお勧めです。