森有礼の作ったばかりの洋館に、住むこととなったホイットニー一家ですが、森のお母さんが病気なので、クララ親子はお見舞いに行きます。
と言っても、いやされるようにお祈りに行ったわけです。
森のお母さんは、薩摩(鹿児島)の方で、1年前に東京に来たばかりなので、とうぜん薩摩弁です。
森の母親「寝たままで、申し訳ございません。昨日祈っていただいて、本当に何か違う物を感じました。
今まで、私は、あらゆる神仏に祈願してまいりましたが、それらは信じる価値が無いと感じました。もっと良い物、本物が欲しいのです。」と言ったわけです。
それを、薩摩弁に変換してくださるブログがあるので、変換してみました。
「寝たままで、申し訳ござんさん。昨日(きぬ)祈っちょっただいて、本当(ほんのこ)て何(ない)か違(ち)ご物を感じもした。
今ずい、私(あた)や、あらゆる神仏に祈願してまいりもしたが、それらは信(しん)じっ価値が無(ね)と感じもした。
もちっと良(よ)か物、本物(ほんまもん)が欲(ほ)しのです。」
薩摩弁は、男女の違いがあるのかどうか分かりませんが、西郷隆盛のセリフのようですね。
これでいいのかどうか、分かりません。
男女の違いがあるのなら、教えてくださいね。
その森家があったのが、今の築地市場の前あたりですが、その築地の写真です。