昨日、お雛さまを1年ぶりで出した。
でも3月3日が過ぎたら、またすぐにしまわなくてはならない。
だから今年もお雛さまは10日ほどしか家に滞在しない。
3日をすぎても飾っておくと婚期を逃すという言い伝えとおり、3日の夜にはきちんとしまうのだけど、未だ・・・・。
絶対迷信だと思う!
ところで桃の節句は白酒でお祝いをするのが一般的で、この風習は、江戸時代中期頃から流行したもの。
それ以前は、中国の故事にある「水に流れる桃の花を汲んで飲んだら300歳まで長生きした」という話に基づいて、桃が百歳を表す「百歳(ももとせ)」に通じることから、桃の花を酒に浮かべた「桃花酒」というのを飲んで、子供の成長や健康を祈った。
実は小さい頃私にはお雛さまがなく、ひな祭りが近づくたびに、文句を言っていた。
どうしてかというと、私の初節句の時に家が貧乏だったから・・・。
母の実家からお雛さまを買うようにとお祝い金が届いたのだけど、当時父が入院していたため、生活費に化けてしまったのだ。
そして代わりに小さなお人形を買ってくれたらしいのだが、それはもうなく、どんなお人形だったかも忘れてしまった。
母の娘時代は5段飾りの素晴らしいお雛さまがあったそうだ。
でもそれは、長女の特権(?)で、母の姉、つまり私の伯母が結婚する時にもっていってしまった。
そしてたぶん従姉妹に引き継いでいるはず。
私の家は転勤族だったので、5段飾りなどがあったら、転勤の度に大変だったと思うし、今にして思えば、それを飾るのも片付けるのも年々歳々面倒なことになってきたと思う。
写真のお雛さまは、木目込み人形を習っていた私の伯母が10年くらい前に作ってくれたもの。
5段飾りではないけれど私だけのお雛さま。
毎年きっちり飾っている。
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