ねこ・ネコ・nekoな日々

ネコ6匹+陸ガメ4頭+ヒト2人、鯉・金魚・熱帯魚とメダカ
毎日ドタバタ大騒ぎのネコ屋敷です・・^^;

幻のネコ

2006-10-16 11:02:47 | ねこの話
このコは「ナナ」といいます。
今日はナナの命日なんです。

同居人からは
「いつまでも死んだコのことを思っていては、ナナも安心できないから・・」
・・って言われるんですが、
このブログは私の猫の記録なので、
一度は書いておきたかったんです。

******

ナナは2年前の春に保護した野良のコでした。
最初に見たときは目ヤニがベッタリで目が開かない状態。

手持ちの抗生物質の点眼薬を投薬しては、親ネコに返す、
・・ということを何回か繰り返した後、
あまりにも弱々しいのとカワイイのとで連れてきてしまいました。

ネコ白血病とネコイエズの血液検査も難なくクリア。
虫もいない・・とのこと。

そのわりにはいつになってもガリガリなコでした。
それと毎日の点眼もかかせないコ。

でも、ヒョコヒョコ元気で走りまわっていました。

夏が終わる頃、目の表面が曇ってきて、あまりに部屋のアチコチにぶつかるので、
検査をしてもらったところ、どうも視力がなくなっているようでした。

ただ目が不自由なコでも、部屋飼いならば問題ないだろう・・とのことで
そのままにしていたのですが、
ある日、階段から転落して頚椎を損傷してしまったんです。

すごい音がしました。

そして立つ事もできなくなり、慌てて病院に連れて行ったのですが、
獣医さんからは
まず、治る見込みはないこと。
もし持ち直すことがあっても、一生寝たきりになること。
なので、安楽死のことも考えてください・・と言われました。

少なくとも私の頭の中では安楽死は考えられませんでした。
ナナが痛みを感じていないのであれば、私が世話をする覚悟でいました。

結局、私たちの中で結論がでないまま、
ナナは去ってしまいましたけど・・・。

たった5ヶ月間のことでした。

獣医さんには
「もし、あなた方が引き取らなければ、このコはここまで生きてこられなかったと思いますよ」とは言っていただきましたが・・・。

私の不注意でナナが階段から転落してしまったこと。
その償いもできないウチに私の手元からいなくなってしまったこと。

それが私の心の中で大きな重石になっていることは今も変わりありません。
でもその分を他のネコたちに返そう・・とは思っているのですが。

******

この春、チビッコたちを引き取りましたが、
最近モナコがナナによく似てきました。

モナコたちに魅かれて飼う事をきめたのは同居人なんですが、
きっと彼の心の中にもナナへの思いがあったんでしょうね。

ナナがいなくなって今日で2年たちました。
コメント (6)
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