>シェーは丹下、名は左膳
最近中村獅童や豊川悦司でリメイクもされた作品
「丹下左膳」です。
コ-ピオンキング、キャットウーマン、
エレクトラ、ふくちゃん、トルネコ、
など敵もしくは副主人公格のキャラが主役になるのを
スピンオフと言います。
丹下左膳も元々は「新版大岡政談」の登場人物の
一人でしかありませんでしたが片目片腕、白装束に
どくろの紋、女物の長じゅばんという怪異な恰好
がウケたのかめでたくスピンオフし主役の座
をゲットしました。
作者の林不忘は新潟の佐渡生まれという、もしか
しなくても何かありそうな感じのする土地です。
新潟といえば「ついでにとんちんかん」の
えんどコイチ先生もそうですが、
「腕が五本、目が三つ、足が四本、頭が三つ
これな~んだ?」というクイズに
「答えは二匹のからかさお化けを連れた丹下左膳」
という答えのギャグがありました。
だから、どうしたw
実は丹下左膳は新版大岡政談を含めて二本しか
話がありません。
二本目の「こけ猿の壷」がトヨエツでリメイク
され幻の殺陣のシーンも復活したとか。
「こけ猿の壷」はひとまず置いときまして、
一本目が「乾雲坤竜」の巻、なんですが、
ストーリーはある町道場に伝わる二本の刀・乾雲丸
と坤竜丸を巡ってさまざまな人間たちが入り
乱れる、、なんですが、、、、、、、、、。
はっきり言いますが面白いんですが登場人物や
ヒロインや女性の扱いがかなり不満です。
まず一見すると正義の剣士っぽい一応(?)
主人公の諏訪栄三郎からしてちょっと
好かない人物。
二本の刀の持主・小野塚鉄斎の娘・弥生の
婚約者なんですが意中には別の好きな女性、
お艶がいて弥生にはどこか冷たい態度しか
取りません。
そして、駆け落ち同然に暮らし始めたお艶
とも愛が冷めて醜い痴話ゲンカをしたり、
しかも、例えるなら良い子ぶろうとする
みたいなところがあり、未練タラタラぶり
と優柔不断なとこが本当にイラつく
人です。
こういう悪に徹する事も善人になる強さもない
人はうっとおしいものです。
ギャルゲーの主人公にいるタイプです。
丹下左膳にしても刀を取ってこい、と刀マニア
の主君(こいつが全ての元凶)に命じられて
来たのですが丹下は人を斬るのを楽しんでおり
(辻斬りもする)ほとんど殺人鬼なのでみてて
気分悪いです。
それでも不満でも読むのは不快を上回る魅力が
あるからです。
例えば二本と書いて「りゃん」とルビをふる
ような美しい日本語の古語を堪能できます。
あと作者の林不望と同じ東北生まれの
藤沢周平と同じ「しっぽり濡れる」みたいな
東北の雰囲気も味わえます。
某人物が東北に行くと飯盛り女郎が出て来たり
して「ああ東北ですよ。吉田松陰くんも会った
なぁ」と感慨深くなります。
丹下左膳はアメリカンが少し入っているのです
が、何故か弱い者には同情的(?)な東北精神が
ちゃんと含まれています。
丹下左膳は何故か子供には甘いんですw
メリケンジャップ。
大岡政談なので大岡越前さまも出てきます。
トヨエツ版で演じるのは西田敏行さんで西田さん
の徳川率さらに倍増です!
高速移動かご(ほとんどマシーンと化してるw)
でキ-ンキュイ-ンとマッハで移動し、
火事場装束を着て完全武装で登場です。
でも女性の扱いでどうしても納得がいかない
シーンが二つ!
ヒロイン弥生がクズ男に襲われている時、
ですが、普通、女が男に襲われていて近くを
人が通ったら助け求めるでしょう?
しかも大岡様の手下です。
大岡部下が来て話をして帰った時弥生は
「あっ、助けをもとめるのを忘れていたわ」
(注そばにまだクズ男がいる)
ってありえねぇ!
絶対ありえねぇ!おかしいでしょ!?
最後ヒロイン弥生はかわいそうに死んでしま
うんですよ。
ですが何がヒドイかって死ぬ必然性が全く
ないのと何故死んだのか全く説明がない、
んです。
病気でも傷も負っていないし斬られた訳でも
ないんです。そういう描写一切なしです。
それなのにです。最低です。
丹下左膳の原作者林不忘は牧逸馬の名で
怪奇小説も書いていますが、編集が島田荘司
氏です。
某方と某方の会話で島田荘司は女性の描写
がアレ、と又聞きしましたが、、、、、。
関係があるのでしょうか?
そこんとこ、どうなのでしょう?
二巻、「こけ猿の壷」につづく
柳生が日光の工事請負で大変な目に。
(しかも歴史的事実)
作者、林不忘は日本人には珍しいユーモアの
持主で二巻はその描写が秀逸です。
最近中村獅童や豊川悦司でリメイクもされた作品
「丹下左膳」です。
コ-ピオンキング、キャットウーマン、
エレクトラ、ふくちゃん、トルネコ、
など敵もしくは副主人公格のキャラが主役になるのを
スピンオフと言います。
丹下左膳も元々は「新版大岡政談」の登場人物の
一人でしかありませんでしたが片目片腕、白装束に
どくろの紋、女物の長じゅばんという怪異な恰好
がウケたのかめでたくスピンオフし主役の座
をゲットしました。
作者の林不忘は新潟の佐渡生まれという、もしか
しなくても何かありそうな感じのする土地です。
新潟といえば「ついでにとんちんかん」の
えんどコイチ先生もそうですが、
「腕が五本、目が三つ、足が四本、頭が三つ
これな~んだ?」というクイズに
「答えは二匹のからかさお化けを連れた丹下左膳」
という答えのギャグがありました。
だから、どうしたw
実は丹下左膳は新版大岡政談を含めて二本しか
話がありません。
二本目の「こけ猿の壷」がトヨエツでリメイク
され幻の殺陣のシーンも復活したとか。
「こけ猿の壷」はひとまず置いときまして、
一本目が「乾雲坤竜」の巻、なんですが、
ストーリーはある町道場に伝わる二本の刀・乾雲丸
と坤竜丸を巡ってさまざまな人間たちが入り
乱れる、、なんですが、、、、、、、、、。
はっきり言いますが面白いんですが登場人物や
ヒロインや女性の扱いがかなり不満です。
まず一見すると正義の剣士っぽい一応(?)
主人公の諏訪栄三郎からしてちょっと
好かない人物。
二本の刀の持主・小野塚鉄斎の娘・弥生の
婚約者なんですが意中には別の好きな女性、
お艶がいて弥生にはどこか冷たい態度しか
取りません。
そして、駆け落ち同然に暮らし始めたお艶
とも愛が冷めて醜い痴話ゲンカをしたり、
しかも、例えるなら良い子ぶろうとする
みたいなところがあり、未練タラタラぶり
と優柔不断なとこが本当にイラつく
人です。
こういう悪に徹する事も善人になる強さもない
人はうっとおしいものです。
ギャルゲーの主人公にいるタイプです。
丹下左膳にしても刀を取ってこい、と刀マニア
の主君(こいつが全ての元凶)に命じられて
来たのですが丹下は人を斬るのを楽しんでおり
(辻斬りもする)ほとんど殺人鬼なのでみてて
気分悪いです。
それでも不満でも読むのは不快を上回る魅力が
あるからです。
例えば二本と書いて「りゃん」とルビをふる
ような美しい日本語の古語を堪能できます。
あと作者の林不望と同じ東北生まれの
藤沢周平と同じ「しっぽり濡れる」みたいな
東北の雰囲気も味わえます。
某人物が東北に行くと飯盛り女郎が出て来たり
して「ああ東北ですよ。吉田松陰くんも会った
なぁ」と感慨深くなります。
丹下左膳はアメリカンが少し入っているのです
が、何故か弱い者には同情的(?)な東北精神が
ちゃんと含まれています。
丹下左膳は何故か子供には甘いんですw
メリケンジャップ。
大岡政談なので大岡越前さまも出てきます。
トヨエツ版で演じるのは西田敏行さんで西田さん
の徳川率さらに倍増です!
高速移動かご(ほとんどマシーンと化してるw)
でキ-ンキュイ-ンとマッハで移動し、
火事場装束を着て完全武装で登場です。
でも女性の扱いでどうしても納得がいかない
シーンが二つ!
ヒロイン弥生がクズ男に襲われている時、
ですが、普通、女が男に襲われていて近くを
人が通ったら助け求めるでしょう?
しかも大岡様の手下です。
大岡部下が来て話をして帰った時弥生は
「あっ、助けをもとめるのを忘れていたわ」
(注そばにまだクズ男がいる)
ってありえねぇ!
絶対ありえねぇ!おかしいでしょ!?
最後ヒロイン弥生はかわいそうに死んでしま
うんですよ。
ですが何がヒドイかって死ぬ必然性が全く
ないのと何故死んだのか全く説明がない、
んです。
病気でも傷も負っていないし斬られた訳でも
ないんです。そういう描写一切なしです。
それなのにです。最低です。
丹下左膳の原作者林不忘は牧逸馬の名で
怪奇小説も書いていますが、編集が島田荘司
氏です。
某方と某方の会話で島田荘司は女性の描写
がアレ、と又聞きしましたが、、、、、。
関係があるのでしょうか?
そこんとこ、どうなのでしょう?
二巻、「こけ猿の壷」につづく
柳生が日光の工事請負で大変な目に。
(しかも歴史的事実)
作者、林不忘は日本人には珍しいユーモアの
持主で二巻はその描写が秀逸です。