4月ワシントンで開かれているG20に合わせてではあるが。AIIB不参加の確認について
米国からジェイコブ・ルー財務長官が麻生財務大臣と会談した。
ルー財務長官は3月に中国を訪れて米国はAIIBに参加しないと発言した。
その理由はカバナンスでもなく、米国議会の対中国に強硬派な共和党が賛同しない為としている。
その代りこれまでADBに出資している世界銀行が協調関係を持つ可能性は否定していない。
世界銀行といえば麻生内閣時代の財務大臣の中川昭一氏がお酒に酔ってとんでもない醜態をさらした
ヘベレケ記者会見のあった当日に一緒に食事をしていた人物が当時の世界銀行の総裁だった。
米国は直接AIIBには参加しないものの代理として世界銀行が関与するとなれば、事実上
日本が貧乏くじを引かされることになる。 正直日本の麻生太郎財務大臣など、ルー財務長官からみれば
屁でもないだろう。日本が今後もしもAIIBに関与しようと思うならばADBを通してからで
なければ難しくなる。そしてADBも世界銀行が出資している。
日本はAIIBもADBも世界銀行に牛耳られる結果が起こっても不思議ではない。またしても
リーマンショック以後の日本財政は世界銀行に阻まれる流れになりつつある。
またオバマ大統領もTPPで日本市場の開拓を声高に叫び、ルー財務大臣の日本の内需拡大の
要請をしている。まあ言ってしまえば日本でアメリカの製品が良く売れるようにしろと言っているのだろうな。
その主要品目がおコメとなりそうな状況である。
消費税増税10%まで後2年となった2015年の食料品の値上がり状況を見てみるとやはり心配になるの
かもしれない。そればかりか、2万円台目前となった日本株式もこのAIIBの問題で日米共に下がっている。
こうした状況での国内投資家のデフレマインドは決して否定的には扱えない。
2015年の3月から国内投資家の多くは日本株を売り越しており、決してアベノミクスは国内組にとっては
好印象を持続してるわけではない。そこには食料品の値上がりもあるが、買い要素を見極めるために
4月下旬の安倍総理訪米をどのように受け止めるかが争点となっている。
例え、安倍総理の訪米が成功に終わってもそれは必ずしも良い事では無く、米国はドル通貨の覇権に絡んで
日本へのアドバンテージをデフレ脱却の金融政策を施す中で、日本財政の長年続く均衡財政を打ち破ることに
成功している。これはドイツと日本のみが達成している経済面での強みであるように日本は一つの財政における
長所を失ったとさえも考えられる。
例え、今の株高で年金機構が多額の利益を上げたとしても将来的な雇用者賃金を加味したマクロ経済スライドによる
年金問題は改善しない。あくまでも社会保障費はその時代の雇用者賃金にも影響を受けるものであって年金給付の為の
準備金の一時的な高さに安定性があるのではない。しかもそれが消費税増税の原因ともなるのだから日本は
デフレスパイラルに続き社会保障費の増大と増税という新たなスパイラルに陥ることになる。
それはこの際置いといて、今の安倍政権の財務大臣にこのような事を言っても仕方が無いかもしれない。
そうなれば、今さえよければ良いという無責任な考えに傾倒する投資家心理を携えてアベノミクスを謳歌するべきだ。
今回のAIIB関連による日米の株価の値下がりの中ファイナンス系の株価は値上がりを起した。
これはAIIBの失敗が響くであろうとする投資家の予想が的中したものだと推測できる。
次にファイナンス系が利益を上げるであろう要因は利益確定売りからの安倍総理訪米待ちになるであれば
少し早目の動きが起こる恐れもある。訪米まで待ってくれれば、日本市場にとって一つ株安を減らすことになる。
アベノミクスに於いて均衡財政の問題を引き合いに出すことは今の金融政策についていけない事となる
これだけは注意が必要かもしれない。 もう将来的な経済観は議論の先である。
現在の為替1ドル/118円をどうみるかである。
米国からジェイコブ・ルー財務長官が麻生財務大臣と会談した。
ルー財務長官は3月に中国を訪れて米国はAIIBに参加しないと発言した。
その理由はカバナンスでもなく、米国議会の対中国に強硬派な共和党が賛同しない為としている。
その代りこれまでADBに出資している世界銀行が協調関係を持つ可能性は否定していない。
世界銀行といえば麻生内閣時代の財務大臣の中川昭一氏がお酒に酔ってとんでもない醜態をさらした
ヘベレケ記者会見のあった当日に一緒に食事をしていた人物が当時の世界銀行の総裁だった。
米国は直接AIIBには参加しないものの代理として世界銀行が関与するとなれば、事実上
日本が貧乏くじを引かされることになる。 正直日本の麻生太郎財務大臣など、ルー財務長官からみれば
屁でもないだろう。日本が今後もしもAIIBに関与しようと思うならばADBを通してからで
なければ難しくなる。そしてADBも世界銀行が出資している。
日本はAIIBもADBも世界銀行に牛耳られる結果が起こっても不思議ではない。またしても
リーマンショック以後の日本財政は世界銀行に阻まれる流れになりつつある。
またオバマ大統領もTPPで日本市場の開拓を声高に叫び、ルー財務大臣の日本の内需拡大の
要請をしている。まあ言ってしまえば日本でアメリカの製品が良く売れるようにしろと言っているのだろうな。
その主要品目がおコメとなりそうな状況である。
消費税増税10%まで後2年となった2015年の食料品の値上がり状況を見てみるとやはり心配になるの
かもしれない。そればかりか、2万円台目前となった日本株式もこのAIIBの問題で日米共に下がっている。
こうした状況での国内投資家のデフレマインドは決して否定的には扱えない。
2015年の3月から国内投資家の多くは日本株を売り越しており、決してアベノミクスは国内組にとっては
好印象を持続してるわけではない。そこには食料品の値上がりもあるが、買い要素を見極めるために
4月下旬の安倍総理訪米をどのように受け止めるかが争点となっている。
例え、安倍総理の訪米が成功に終わってもそれは必ずしも良い事では無く、米国はドル通貨の覇権に絡んで
日本へのアドバンテージをデフレ脱却の金融政策を施す中で、日本財政の長年続く均衡財政を打ち破ることに
成功している。これはドイツと日本のみが達成している経済面での強みであるように日本は一つの財政における
長所を失ったとさえも考えられる。
例え、今の株高で年金機構が多額の利益を上げたとしても将来的な雇用者賃金を加味したマクロ経済スライドによる
年金問題は改善しない。あくまでも社会保障費はその時代の雇用者賃金にも影響を受けるものであって年金給付の為の
準備金の一時的な高さに安定性があるのではない。しかもそれが消費税増税の原因ともなるのだから日本は
デフレスパイラルに続き社会保障費の増大と増税という新たなスパイラルに陥ることになる。
それはこの際置いといて、今の安倍政権の財務大臣にこのような事を言っても仕方が無いかもしれない。
そうなれば、今さえよければ良いという無責任な考えに傾倒する投資家心理を携えてアベノミクスを謳歌するべきだ。
今回のAIIB関連による日米の株価の値下がりの中ファイナンス系の株価は値上がりを起した。
これはAIIBの失敗が響くであろうとする投資家の予想が的中したものだと推測できる。
次にファイナンス系が利益を上げるであろう要因は利益確定売りからの安倍総理訪米待ちになるであれば
少し早目の動きが起こる恐れもある。訪米まで待ってくれれば、日本市場にとって一つ株安を減らすことになる。
アベノミクスに於いて均衡財政の問題を引き合いに出すことは今の金融政策についていけない事となる
これだけは注意が必要かもしれない。 もう将来的な経済観は議論の先である。
現在の為替1ドル/118円をどうみるかである。