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モディインド首相が来日。

2014-09-01 21:58:01 | 政治
為替円安が104円/1ドルが当たり前の物となり、米国FRBによる金利引き上げの
影響からそれなりに回復した日本株式ですが国内経済では2014年4月の消費税増税後の
消費率低下から立ち直れていないのも事実ですが9月の経済が始まりました。

為替円安が進行した為に日本の購買力は下がり、経済大国第3位から4位に転落しました。
国内の消費の冷え込みと同じように国際的にも日本は少し購買力が低くなったようです。
代わりに第3位に伸し上がったのはインドでした。

今年の2014年の夏はブラジルワールドカップが行われましたが、それと同時に同じく
開催国ブラジルで「BRICS」総会も行われました。

BRICSといえば、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカなどの21世紀に大きく
経済発展していく国々の総称でどの国も米国からの干渉をされていない国の集まりです。

このBRICSである中国がアジアインフラ投資銀行としてAIIBの設立を狙っており、既に
インドと日本を除く16か国が参加することになっている。
アジア地域でつまはじきに遭ったインドと日本の両国はアジア地域でのインフラ整備のための
出資銀行を巡り、対中国としてインドと日本の共闘体制を取ろうというものです。

現行ではアジア開発銀行(ADB)が存在しており、それに代わる大きな資金の集まる銀行として
注目されるAIIBですが、中国がイニシアチィブを持っているのでどうも中国と対立する日本と
インドは手を出し難いようだ。

こんなネガティブな理由で現在日本に来日しているインドのモディ首相と会談が行われている。
その他の会談の内容は・日本の集団的自衛権に対して理解をしてもらう、・エネルギー問題で日本はインドに
出資したい。この二つとそしてやっぱり前述のAIIBがメインだと思われる。

インドとしてはBRICS関係を重視し中国との軋轢は避けながら日本との関係強化により国際競争を勝ち抜きたいとの
思案があるのだろう、経済大国でインドに追い抜かれたばかりでなく、米国やインドなどの大国は対中国戦略で
自国で熟すより危険をさけて日本に頑張ってもらう為のアウトソーイングにしか映らなかった。

どうも米国もインドも中国との直接対決は行わない構えだ。しかし野放図にはしていられないので
地政学的に見ても日本が中国と対立するのは妥当な判断のアジア戦略だと思われる。

インドや米国は日本の中国戦略に加担してくれるのではなく、日本に自国の分も含めて中国との対立を頑張って欲しいらしい。
甘口のインドカレーですがやはりスパイスが効いているよ。
諸手を挙げて喜んでいるのは馬鹿ばかりだ。為替よりも日本そのものが安く見られているようにも思う。
為替円安は株高に繋がるだけでなく、このような副作用も存在している。








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