まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

1クール

2009-09-08 19:12:07 | 人間文化論
このあいだある人と昔のドラマの話になりました。
で、昔のドラマって長い期間やってたよね、ということを確認し合いました。
最近のドラマは1クール (1/4年) が基本ですが、
昔はドラマって一度始まると、視聴率低迷で打ち切りになってしまわないかぎり、
延々とやっていたように思うのです。
刑事もの (「キィハンター」とか「太陽にほえろ」とか) も、
学園もの (「われら青春」とか「ゆうひが丘の総理大臣」とか) も、
ホームドラマ (「時間ですよ」とか「寺内貫太郎一家」とか) も、
相当長くやっていたじゃないですか。

今でもクールを超えて長く続くドラマはいくつかあります。
刑事もの (「相棒」) や時代劇 (「水戸黄門」) や
ホームドラマ (「渡る世間は鬼ばかり」) など。
でもこのうち 「相棒」 第1シーズンはもともと1クールものとして放映されたようで、
第2シーズン以降、半年もの (2クール分) になったようです。
ただいずれにせよ、刑事ものや時代劇やホームドラマといったジャンルは、
一度設定を作ってしまえば、あとはいくらでも話を増やしていけるわけで、
昔のドラマって基本的にそういうのばっかりだったような気がするのです。

だいたい 「1クール」 なんていう言葉がなかったですよね。
この言葉が一般に使われるようになったのは、最近のことではないでしょうか。
そう考えたときに、1クールもののドラマっていつから作られるようになったんだろうか、
ということが気になり出しました。
上記のウィキペディアの記事によると、
1970年代までは 「半年単位での番組改編が慣例」 だったとあります。
つまり、ドラマは短くても2クール分 (26回前後) が基本だったようです。
それが1980年代に入って、テレビ局間で人気俳優の取り合いをした結果、
長期契約を結ぶのが難しくなったり、
視聴率重視が進んで3ヶ月で更新か打ち切りかの判断をするようになったりしたために、
1クールのドラマが主流となってきたということだそうです。

じゃあ、その1クールのドラマの最初って何なんでしょうか?
さらにウィキペディアに頼って、「日本のテレビドラマ一覧(年代別)
というのを見てみました。
懐かしいドラマが並んでいます。
ひとつひとつ見ていくと、やはり1970年代までは、
そんなに長続きしなかったよなあと思えるようなドラマも、
たいていは半年単位で放映されていたようです。
中にはとても短いのもありますが、それは打ち切りです。
そんな中、最初の1クールもののドラマはどうやら、
1980年に放映された 「池中玄太80キロ」 なのではないかという調査結果に達しました。

これは私も見ていました。
西田敏行がカメラマン役で、血のつながっていない3人の娘を育てていくという物語です。
主題歌の 「もしもピアノが弾けたなら」 や挿入歌の 「鳥の詩」 は流行りましたね。
この話はもっと長かったような気がするのですが、第3シーズンまであったんですね。
第2シーズンは全21話と半年ものになっていますが、
第1シーズンは全13話で、最初はまさに1クールものとして始まったようです。
当時そんなに、やけに短いドラマだなあ、なんて思った記憶はありません。
なんかこれよりも前から1クールものってあったような気がするんですが、
気のせいでしょうか?
先の一覧はすべてのドラマを網羅していないようなので、
本当に 「池中玄太」 が栄えある1クールものドラマの第1号だったのかどうか、
定かではありません。
どなたかこの件に関してなにかご存知の方は情報提供をよろしくお願いいたします。

(本日、サーバーがダウンしていてインターネットにアクセスできないーと、
 イライラしておりましたが、それは私の勘違いで、
 私がIPアドレスの更新を怠っていたのが原因だったようです。
 いずれにせよ今日一日、gooブログにアクセスできずにいたもので、
 書きかけの原稿が予約公開されてしまっていました。
 お見苦しいところをお見せしてしまい申しわけありませんでした。)