寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

怒れ!

2011年02月03日 09時19分57秒 | 日記
思わぬ追突事故(…と言いましてもかすったくらい)で私は相手の連絡先をたずねました。
『名刺はありません…』
『じゃあ会社名は…』
ここは○△系の大手企業の本社玄関前です。
当然変な車じゃあないのは分かっていましたが、それでも当て逃げされたら大変です。 要領の悪そうな小太りのおっちゃんがモタモタしていますと、よこから手が伸びてきました。
『これを使ってくれたらいいよ』
見ると五十台半ばの紳士が名刺を手にしていました。 `ははん´
この紳士はこの加害者のクラウンに乗るところだったのでしょう。
しばらく様子を見ていたが埒が明かないので割り込んで来たみたいでした。
名刺を見るとやはり偉い肩書きがついていました。
チラッとうかがうと実に不機嫌な顔つきでした(笑)
(あ~このおっちゃん面目丸潰れだなぁ…)私は思わず同情してしまいました。
私はこの紳士から受け取った名刺の横におっちゃんの携帯の番号を書いてもらいました。 このおっちゃん正直者だな…書き込む手が震えていた様子を見て私は思いました。
回りには長原ちゃんが興味深くのぞいていますし、やじ馬が出て来たら大変です。
のちほど連絡することにして私は即車を出しました。
車中では長原ちゃんから『どこの会社だったの』
とか…『あの運転手服装だらしなかったね…』ごちゃごちゃからかわれましたが、
幸いにも私は全くの被害者でしたから聞いていても気が楽でしたね(笑) そこへ佐川本部長と鬼塚専務です。悪口ではトップクラスのお二人がそりゃあもう暴風みたいな調子で喋りまくられ車中は爆笑、爆笑の渦でした。私もつられて笑っていましたがどこか芯から笑えないところがありました。何かひっかかるなぁ話題はすでに違う話しに変わっていました……そしてしばらくしてようやく気がついたのです。私が引っ掛かっていた事です。それは長原ちゃん (親しみを込めているため…部長ですよ)
が指摘したようにあの服装でした(怒)スーツはヨレヨレシャツははみだしネクタイはダレーンとしていてあれじゃあ乞食だよ。
私は追突などは仕方ないと思います。誰だって当たるつもりでしたわけじゃあないから…そしてオロオロしながらも謝っていた態度は誠実でした。
普通の人なら私はなんも思わなかったでしょう。
でも私達(わたしとその小太りのおっちゃんです)
はプロの役員専用運転士ですよ。
お乗せする役員の方に対して失礼じゃあないかと私は思いました。
事実あの場面で先方の役員さんは私と小太りのおっちゃんを見比べてどう感じたでしょうか。
あれが鬼塚専務なら事故ったことより運転士の服装を叱るでしょうね。
たぶんタクシー会社の請負いみたいでしたから定年のおっちゃんが臨時で乗ったかも知れませんが、運転の腕もさることながらあの!服装は絶対私は許せません!
それは私が持っている唯一の自負かも知れませんが…ああそんなことで…と笑われる皆さん…
たかが…されどであります。。。
コメント
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