佐川本部長は酔っていました。
本部長塾を終えて、まさに一丁上がり!の雰囲気ですね(笑)。
この塾は課長が対象になっていますが、一人営業が混ざっていました。
それも紅一点です。赤井さん。 どんな人?…そうですねぇ…年頃の細面の美人ですよ。
去年の佐川本部長の塾に参加していましたが、その時はあまり気になりませんでした。
それから今回の塾です。
『あれっ!』私は続けて本部長塾に参加しているのを見て意外な気がしました。
本部長塾イコール課長ですからなぜ一兵卒がでているのでしょう?
ひょっとして…
私は下衆(げす)な推測をしてしまいました(笑)
ところが営業所から赤井さんを乗せて(クラウンにですよ…)京都駅まで佐川本部長を迎えに行った時です。
佐川本部長は東京からこられました。
こんな時の礼儀と言いますか作法ですが、目下の者…部下は必ず車から降りてお出迎えをします。
いつでしたか名古屋駅で鬼塚専務を待っていた時でした。
運転士の私はもちろん車の外で待っていました。すると 同乗されていた高辻役員も同じように車外に出て待っていらっしゃいました。
当時まだ経験が浅かった私はその姿に驚いたものでした(笑)
…で話を戻します佐川本部長がもうすぐ出てこられる時間です。
私は外で佐川本部長を待ちました。 新幹線口はいつものように混雑しています。車を探すのが大変なときもありますが原則としていくら混んでいても私は車からは離れる事はできません。戻ってきて車が無かったらシャレにもなりませんから(笑)こんな場合はお付きの者が改札口までお迎えに行くのがこれまたしきたりでした。ここでは赤井さんがその役目です。赤井さんは途中から気がついたみたいです。新幹線から降りて来るお客であたりはいっぱいになり誰が誰だか分からないくらいです。しかし私は焦りません。佐川本部長がこちらを探して下さいますから…その時です。『佐川本部長の携帯は何番かしら』
赤井さんは混雑振りに慌てた様子です。探すより携帯で連絡を取った方がベストと思ったのでしょうね。
私は驚きましたよ。だって佐川本部長の携帯知らないとは…
『まさか』私は変な勘ぐりがありましたから、疑いましたね(笑) しかし赤井さんの真顔からしてブラフ(知らない振り)とは思えませんでした。
なるほど考えて見ると一社員が本部長の携帯を知るはずがありません。
本部長が直接指示を出すのは部長です、また連絡網としてはせいぜい課長まででしょうね。
だから人込みに慌てた赤井さんが連絡をとろうとしたが携帯番号を知らなかったのは当たり前の事でした。
果たし佐川本部長は雑踏の中を悠然と現れました。
これにはカラクリがありまして、(そんな大袈裟な…)
予め待ち合わせの場所が決められているからでした。
京都駅駅ならこの辺り新大阪駅はどこそこ…伊丹空港、関空といった具合です。
これはお迎えがいない場合のためで、社用車を利用する本部長以上なら皆さん心得ていらっしゃいます。
『やあ』元気に手を上げて近付いてこられた佐川本部長をみてやれやれでしょうか。
私はお出迎えをしながら赤井さんの様子を観察していました。。。
本部長塾を終えて、まさに一丁上がり!の雰囲気ですね(笑)。
この塾は課長が対象になっていますが、一人営業が混ざっていました。
それも紅一点です。赤井さん。 どんな人?…そうですねぇ…年頃の細面の美人ですよ。
去年の佐川本部長の塾に参加していましたが、その時はあまり気になりませんでした。
それから今回の塾です。
『あれっ!』私は続けて本部長塾に参加しているのを見て意外な気がしました。
本部長塾イコール課長ですからなぜ一兵卒がでているのでしょう?
ひょっとして…
私は下衆(げす)な推測をしてしまいました(笑)
ところが営業所から赤井さんを乗せて(クラウンにですよ…)京都駅まで佐川本部長を迎えに行った時です。
佐川本部長は東京からこられました。
こんな時の礼儀と言いますか作法ですが、目下の者…部下は必ず車から降りてお出迎えをします。
いつでしたか名古屋駅で鬼塚専務を待っていた時でした。
運転士の私はもちろん車の外で待っていました。すると 同乗されていた高辻役員も同じように車外に出て待っていらっしゃいました。
当時まだ経験が浅かった私はその姿に驚いたものでした(笑)
…で話を戻します佐川本部長がもうすぐ出てこられる時間です。
私は外で佐川本部長を待ちました。 新幹線口はいつものように混雑しています。車を探すのが大変なときもありますが原則としていくら混んでいても私は車からは離れる事はできません。戻ってきて車が無かったらシャレにもなりませんから(笑)こんな場合はお付きの者が改札口までお迎えに行くのがこれまたしきたりでした。ここでは赤井さんがその役目です。赤井さんは途中から気がついたみたいです。新幹線から降りて来るお客であたりはいっぱいになり誰が誰だか分からないくらいです。しかし私は焦りません。佐川本部長がこちらを探して下さいますから…その時です。『佐川本部長の携帯は何番かしら』
赤井さんは混雑振りに慌てた様子です。探すより携帯で連絡を取った方がベストと思ったのでしょうね。
私は驚きましたよ。だって佐川本部長の携帯知らないとは…
『まさか』私は変な勘ぐりがありましたから、疑いましたね(笑) しかし赤井さんの真顔からしてブラフ(知らない振り)とは思えませんでした。
なるほど考えて見ると一社員が本部長の携帯を知るはずがありません。
本部長が直接指示を出すのは部長です、また連絡網としてはせいぜい課長まででしょうね。
だから人込みに慌てた赤井さんが連絡をとろうとしたが携帯番号を知らなかったのは当たり前の事でした。
果たし佐川本部長は雑踏の中を悠然と現れました。
これにはカラクリがありまして、(そんな大袈裟な…)
予め待ち合わせの場所が決められているからでした。
京都駅駅ならこの辺り新大阪駅はどこそこ…伊丹空港、関空といった具合です。
これはお迎えがいない場合のためで、社用車を利用する本部長以上なら皆さん心得ていらっしゃいます。
『やあ』元気に手を上げて近付いてこられた佐川本部長をみてやれやれでしょうか。
私はお出迎えをしながら赤井さんの様子を観察していました。。。