沢田さんから言い訳みたいな説明を受けても加藤課長は納得できません。
そりゃ河田さんは精神安定剤かなにか知らないけど、俺は飲んでいないよなぁ…
それにぶっ倒れるくらい飲むなんて…どうかしてるよね。
加藤課長は益々猜疑心を強くしていました。
専務がいつもと違うのも腑に落ちませんし!!
ううう…
河田部長が気がついたようです。
ノロノロと立ち上がり「いててて…」
頭を押さえています。
「大丈夫ですか」
さっきから何度も口にしている言葉ですが、 この様子からして大丈夫みたいでした(笑)
「俺って何していたんだろう…」辺りを見渡してしきりに頭を振っています。
どうやら会議室だとわかって落ち着いたのですね。
やれやれやねぇ …
河田部長が一息ついていると、沢田さんが声をかけました。
「あれ(精神安定剤)全部飲まれたのですか」
あわてて渡した安定剤は一週間分でした。
う…ん 考えこんで河田部長は固まります(笑)
下を向いたり天井を見上げたりしきりに首を捻りますが、思い出せないようでした。
「RRR♪~」
内線です。
「はい、会議室」
加藤課長が出ると総務の河崎さんでした。
「4時に専務がお帰りになりますが…」
「4時に…」
時計は3時半すぎです。
あわわわ…
今度は加藤課長が慌てる番です。
「ちょっと行くから後は頼んだよ」
沢田さんにそう言い残すと加藤課長は脱兎のごとく会議室を出ました。社用車や新幹線の手配、お見送りの段取りがあります。
いつもながら専務の苛ちさは相変わらずでした。
「もう、一回くらい予定通りに帰れよ(怒)」
階段を飛び飛びに降りながら加藤課長はぼやきますが、
ほっとしたのも事実でした。
河田部長が昏睡してしまうハプニングがありましたが、まずは無事に終われるからですね(笑)
下の事務所はいつもと変わらず雑多になっています。電話の声が飛び交い社員が慌ただしくしていました。
加藤課長は席につくとそれぞれの手配を終え気がつきました。
専務はどうしたのだろう…
タバコ好きな専務のことですからたぶん喫煙室に籠っているんだろうけど…
「しかしなぁ… 」
あの専務がまじないにかかるとはとても思えません。
事務所の周りがザワザワしてきました。
なんだろ!顔を上げました。
「あ!!」
目の前に立っているのは、あの専務でした。 「おい、加藤課長ちょっと」
専務が声を掛けますとスタコラサッサ♪と禁煙室に向かいました。
そりゃ河田さんは精神安定剤かなにか知らないけど、俺は飲んでいないよなぁ…
それにぶっ倒れるくらい飲むなんて…どうかしてるよね。
加藤課長は益々猜疑心を強くしていました。
専務がいつもと違うのも腑に落ちませんし!!
ううう…
河田部長が気がついたようです。
ノロノロと立ち上がり「いててて…」
頭を押さえています。
「大丈夫ですか」
さっきから何度も口にしている言葉ですが、 この様子からして大丈夫みたいでした(笑)
「俺って何していたんだろう…」辺りを見渡してしきりに頭を振っています。
どうやら会議室だとわかって落ち着いたのですね。
やれやれやねぇ …
河田部長が一息ついていると、沢田さんが声をかけました。
「あれ(精神安定剤)全部飲まれたのですか」
あわてて渡した安定剤は一週間分でした。
う…ん 考えこんで河田部長は固まります(笑)
下を向いたり天井を見上げたりしきりに首を捻りますが、思い出せないようでした。
「RRR♪~」
内線です。
「はい、会議室」
加藤課長が出ると総務の河崎さんでした。
「4時に専務がお帰りになりますが…」
「4時に…」
時計は3時半すぎです。
あわわわ…
今度は加藤課長が慌てる番です。
「ちょっと行くから後は頼んだよ」
沢田さんにそう言い残すと加藤課長は脱兎のごとく会議室を出ました。社用車や新幹線の手配、お見送りの段取りがあります。
いつもながら専務の苛ちさは相変わらずでした。
「もう、一回くらい予定通りに帰れよ(怒)」
階段を飛び飛びに降りながら加藤課長はぼやきますが、
ほっとしたのも事実でした。
河田部長が昏睡してしまうハプニングがありましたが、まずは無事に終われるからですね(笑)
下の事務所はいつもと変わらず雑多になっています。電話の声が飛び交い社員が慌ただしくしていました。
加藤課長は席につくとそれぞれの手配を終え気がつきました。
専務はどうしたのだろう…
タバコ好きな専務のことですからたぶん喫煙室に籠っているんだろうけど…
「しかしなぁ… 」
あの専務がまじないにかかるとはとても思えません。
事務所の周りがザワザワしてきました。
なんだろ!顔を上げました。
「あ!!」
目の前に立っているのは、あの専務でした。 「おい、加藤課長ちょっと」
専務が声を掛けますとスタコラサッサ♪と禁煙室に向かいました。