寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

楽を望むのか?

2019年08月28日 08時09分25秒 | 笑い

  おはようございます(^^)

今週は三谷役員さんが海外へご出張です。ですから暇な毎日さ送る事になりそうでね。

まぁ本来なら三谷役員さんの予定に従って彼方此方(あちらこちら)と走り回るわけで

すが、予定が空欄になりますからのんびりと温泉にでも行き世俗の垢を洗い流したい

なぁとみんなで喋っていたら アホの中村が  ああ…高村さんは余裕やなぁ〜  こっちは

シャカリキになって働かんと 明日のメシの釜が開きまへん と 私らより若いクセに妙に

古臭いいい回しでボヤいていました。

彼は奥さんが病弱らしくて 本人の稼ぎ一本で生計を立てているのです。でもこの稼業

は、よほどでない限り親子を食わせるくらいの稼ぎしかありません。

私なんか五十前にこの世界に入って10年になりますが、その間ベースアップはほとん

ど無いし ボーナスだってスズメの涙くらいしかありません。それでも 我慢をしてここ

まで来られたのは 気楽であること、仕事がきれいなこと、良いクルマに乗れること、

残業はきっちり付くこと…などがあるからでした。ウチはとりあえず借財はなく女房も

働いていましたから贅沢は出来ませんが世間並みの暮らしにはなりました。

まぁ一軒家ですからそれなりに維持費は掛かりますが、分譲マンションのことを思えば

大したことないようで、それは幸いしました。

こんな運転士の内情を話すのには訳がありましてこの数年、矢鱈三十代の若手が入って

くるのを見て  一体 何を考えているのやら…と嘆きが出てしまうのです。

だって 運転士の業界なんて さきほど述べましたが、今は楽でも将来がないのです

 男ならいつか世帯主になるでしょうから家族を養うため一生懸命になって働くでしょう。

生活だって今年より来年 再来年とお金がかかってきますし、給料が毎年停滞したまま

なんて一家を支えていけないんじゃないかな、私だって若い時に将来を見据えた仕事に

就いたとは言えませんが、世の中が未だ良かった所為(せい)なのでしょうね。

昭和の時代は とにかく真面目に働け、一生懸命に働け、そうすれば必ず報われる

 と念仏を唱えるように言われてきました。そして 職にさえ就いていたら お嫁さんを

世話して貰い 一人前として世間に認められたのでした。一億総中流といわれた稀有な

時代だったかも知れません。昔は良かった…とは このでブログでよくで話しますけど、

昔が必ず良かったとは言えない部分ももちろんあります。

石川啄木が 詩集 一握の砂の中で  働けど働けど我が暮らし楽にならざり ぢっと手を見

る と謳っています。背景は大正年間ですが、大正デモクラシーがあったように

当時の世の中は大きな時代の波のうねりに翻弄されていました。戦争に明け暮れた

昭和とは違い大正年間は言論の統制もなく人々は自由な暮らしを愉しんでたようです。

それでも 生活苦を背負って暮らしていた人は大勢いました。江戸から明治と変わり

世の中は新しい産業や文明開化を取り入れて豊かな生活が出来ましたが反面貧困の差が

生まれるようになりました。これは 江戸時代の封建主義から資本主義になり経済が成

長していった反動かも知れません。

江戸時代まで身分制度の社会に固定されていて大きな成長はなかったけど 全てにおい

て安定していたようですね。

果たして今を見ていたら、資本主義的な豊かさが幸せなんかな…ひょっとして 限界が来

ているんじゃないかな…と思っているのは、わたしだけ?

…とまぁ今回は柄にもなく 社会風刺的な話題にしました(^^)

コメント
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