おはようございます^^
今夜は七夕です…この何日か前からラジオを聴くと 番組の終わり掛けに もうすぐ七夕です、お天気はどうでしょうか…
と心配な声で何とか彦星様と織姫様がお出会いができますように…と声のトーンが落ちたまま では又来週~♪
こんな調子で たなばたを紹介をするのはほとんどが女性のⅮJかな。
七夕とは 別れ々になった彦星様と織姫様が年に一度だけ逢うことを許されたという伝説に由来するのです。
こんな悲恋でロマンティックなお話ですからどうしても女性の気持ちを惹(ひ)いてしまうのですが、
この時期、今年もそうですが梅雨の真っ最中ですからカラリと晴れ渡るなんてことはまずはありません。
七夕の夜には天の川を見上げて ああ彦星様と織姫様 ちゃんと出逢えたかしら‥と手を合わせるんですが、
星に願いを‥という一節はここから来てるのでしょうか。
スーパーに行くとレジの前あたりに笹飾りがあって 子供らの願いを書いた札が下がっていました。
人って 叶わぬ夢や願いを空に向かって祈るようで 私等はそんな青臭いことは中学生くらいで卒業したつもりですが
大の大人でも一心に願うことがありました。そもそも 何かに願を懸ける姿に感銘をうけたりすると おっ、あいつ
中々やるやないか、 よし、俺も一丁やってみるか、となるそうで 子供の出産の時、身内の大きな手術の前などや
ポケットに120円しかなくて このままでは歩いて帰らなアカンがなぁ…と一世一代の大勝負に出た時(アホか)‥
こんな不謹慎な願いは まず外れますが先の願いは大願成就であります。
.ところで 七夕祭りとは(七草の節句1月7日、桃の節句3月3日、端午の節句5月5日、七夕7月7日、菊の節句9月9日)
の五節句のひとつですね。お正月に食する七草がゆはさて置き、桃の節句には肝心の桃に花が咲いていない。7月7日の
七夕には天の川を見たいのに見上げる夜空は今年も雲が立ち込めている…せっかくの節句気分も興醒めしますよね。
そもそも この五節句は古代中国の暦を元にしていて今でいう旧暦に合うのです。ですから旧暦では桃の花が咲くころに
桃の節句を祝い、夜の星がきれいに輝くころに七夕を迎え菊の花が咲く時期に菊の満開を愛でながら節句を祝う
という具合に季節と節句が一致していました。
ところが明治に新しい暦(新暦)が採り入れられると節句の本来の意味はそのままで日付だけを優先してそのまま新暦に
当てはめられてしまいました。旧暦と新暦には日にちに(約ひと月)ズレがあるため 桃の花が咲かないうちに
桃の節句になるし梅雨の曇り空の下でモヤモヤしながら天の川を探すようなことになってしまいました。
このように旬の時期に合わせよう‥という意見もあるようですが 今の世知辛い時世では花を愛でる くらいの心の余裕が
ある人がもっと、もっと、もっと増えないと変わらないでしょうね。
ちなみに今年の 七夕の日を新暦に置き換えたら8月14日(土)になるそうです。
カレンダーに記しをして 天の川を渡り逢瀬を愛(いつく)しみ抱擁し合う織姫様、彦星様を(覗いては軽犯罪法違反になります)
愛(め)でようでは ありませんか^^