寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

さて…

2012年12月14日 07時13分44秒 | 日記
う~ん〓 警備員のおっちゃんが指差したのは 確かに山田さん でした。
でしたが…〓
「この人は?」
思わず聞く私に、山下さんは笑い出しました(^^)
「これはないよ!」
う~ん…(^^)
なるほど 山下さんが笑うはずです♪
だってこの山田さんは組織図の下も下、
上から工場長、その下が部長クラス。
それからするとこの山田さんはまるで一兵卒じゃあありませんか。
笑っている山下さんにつられて私やおっちゃんも苦笑いでした…
社内食堂じゃあ、あるまいし…役員待遇クラスと同じ席で会食をできるレベルではないのですから…

そうして 一通り笑って警備員さんは仕事に戻りましたが、 独り残った私は改めて事の成り行きが読めなくなりました。

唯一いた山田さんはただの人~
じゃあ 一体誰を乗せればいいのでしょうか?
狐に摘まれたような気分とはこのことでしょうね(^^)〓

時刻は5時前になっていました。
肝心の警備の人は来客の応接に掛かりっきり…
手持ち無沙汰な私は仕方なくタバコを吸い始めました。

本来ならお迎えの時間前、工場の玄関前にクルマを着けておくのです。
…が 今回はモチベが下がった…いや!無くなっていたせいか
警備室の横づけのままです(^^)
私はその警備室の中でタバコをふかしていました。
暫くして、カン〓コン〓 カンコン〓
終業のチャイムが鳴り響きます♪

「さあ~終わったぞ♪」遠くで誰かが叫んでいます。

それを聞いて私はハッとしました。
そうです!!山田さん!?5時に出てくるのをうっかりしていました…〓
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探しました

2012年12月13日 09時04分56秒 | 日記
私はT市郊外のH工場に来ています。
本来なら円山統括部長、菅野営業本部長が工場に入ってお客様をご案内するはずですが、 なぜか会食会場近くのホテルで油を売っていらっしゃいます。
(早い話が遊んでいるのですよ…)
私は空車でH工場に向かいました。
今夜の主賓の山田さん!?をお迎えに行くためです。

さて、昨日の続きです(^^)工場内にある警備室で訊いても
「おかしいなぁ、山田さんなんていませんよ」
そしておかしいを連発するばかり…(^^)
私は「山田さんてホントにいないのですか?」焦れてきました。

「う~ん…」
山下さんは壁を睨み付けています。
壁には工場内の災害時の連絡網を兼ねた組織図 が貼ってありました。

横長のA3サイズ に工場長を頂点にピラミッド型にズラリと所属、名前が書き込まれています。
「ね!」
私が眺めている横から別の警備員が声を掛けてきました。
「いないでしょ」
念を押しに来たのか、見るに見兼ねて口を挟んで来たおっちゃん警備員〓
横顔に往生際の悪いヤツだ〓…
と描いてあります。

私も目を皿のようにして組織図を見ますが…
警備の山下さん、余計な世話焼きのおっちゃん警備員(^^)私…
三人の六つの眼(まなこ)が組織図を見ています。
すると、おっちゃんが叫びました♪
「あ、あった!山田だ!!」
どれどれ…
山下さんと私はおっちゃんが指差す箇所に顔を近づけました。
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珍客誰だ!?

2012年12月12日 09時19分04秒 | 日記
警備員の山下さんは来客名簿を片手に私に近寄ると、
「ね、誰も来ていらっしゃらないですよ…」
A4の名簿には細かく会社名が書いてありました。
「へぇ~」
私は確認するよりも几帳面な文字に驚きの声を上げました(^^)
「ほら、業者さんばかりでしょ…」
「う~ん」
今度は私が唸る番です(^^)
確かに名簿には飲料関係や設備関連の会社名がずらりと並んでいました。
「ねえ、高村さん」
「は、はい」
「得意先は来てないですけど…」
「はぁ…」
名簿を片手に断言する山田さんに私は頼りない相づちを打ちましたが…
どうも納得がいきません。
「それに…」
山下さんは突き放すように
「役員さんが相手するようなお客様なら総務から連絡が来ますから」
う~ん(^^)
そりゃあ そうだな… 私も同調していました。頼りないなぁ~ 素振りには出さなくても山下さんはそう思っていたでしょうね(^^)
しかし山下さんは天井を眺めながら何かを探している様子で、ふと「そうだ、その方の名前は聞いてますか?」「名前…!?」
あ〓 私は声を上げました(^^)
「そうそう、確か山田さん…でした(^^)」

「やまだ!?」
訊いて山下さんはもう一度首を傾げました。
そして「やまださんなんてこの工場にいませんよ」
真四角に切れ長の瞳が光っています。
彼はお客様ではなく工場内の人に焦点を絞っていました。
「え、山田さんはいないの?」
ちょっと待ってよ。
二百人近く勤務している工場内の従業員を一瞬に切り捨てていいのかよ(^^)
私は唖然としましたが…
山下さんは自信タップリです。
「はい、部課長クラスには山田さんはいないですよ」
「そ、そうですか〓…」
頷いて私は納得していました。
二百人程度の従業員がいても 部課長ともなれば、まず20人以内でしょう…

彼は役目柄、部課長の名前を覚えていたのです!
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厳しいチェック!?

2012年12月11日 09時07分05秒 | 日記
昨日のとおり反省をしつつ 私はクルマを進めてH工場に着きました。

時刻は4時半過ぎです。
私はクルマを所定の位置に停めて警備室に入りました。
「こんにちは〓」
私が声を掛けると同時に「お疲れさま~」
軽い訛りがあるあいさつに笑顔で返します。
「今日は来るのでしたか!?」
なにか可笑しな日本語ですが〓これは、役員さんを指しているのです(^^)
要するに役員さんが来るかどうかを尋ねているのですが、警備の人は役員車をいたく気にしています。
本来は工場の正門に配置されている警備室は不審者や部外者の侵入を防ぐと同時にお客様や来客さんに対する敬意を表さなくてはなりません。

されど警備員も人の子ですし、所詮はサラリーマンです(^^) 上長の極みに(この場合役員さん♪)気配りをするのが当たり前でしょう…

でも 主客顛末…
お客様を蔑(ないがし)ろにして つい役員さんに加分の応接をしているのが原状、

この日も同じように感じていましたが、私も大人(^^)
警備員の皆さんの立場を鑑み出来るだけ情報を伝えています。
「さあ、coffeeでも飲んでって下さい」
警備の長の山下さんが溢れんばかりの笑顔でcoffeeをテーブルに置いてくれています(^^)
私も 笑顔を作りながら
ちょっと待たせて下さいな♪
「今日は円山統括部長は来られませんから…」
早速情報を流します。
「へぇ~」真四角な顔が如何にも警備員風に見えますが、 この方なかなかの遊び人(^^) …プライバシーについては又いずれ…〓〓
それで… 役員さんが来ないと聞いて拍子抜けした顔で、「お客様ですか?」
私の仕事は役員さんや重要なお客様をお乗せするわけですから、
この私が来ているなら、誰かVIPが来るのだろう…
この予想は普段ならドンピシャですが、今日は違いました。
「ええ、誰かよく分からないのですが…お迎えです」
私が正直に答えると
来客名簿を繰りながら山下さんは 首を捻っています〓

「あれ…らしき人来てないけど!?」

らしき人… この言葉に私は思わず笑っていました。
来客名簿とは ご存知のとおりその日に来たお客様が書いてあります。
自販機の補充から生保の勧誘、納品、打ち合わせ、引き取り…様々の人が出入りします。 ただ私の従来の感覚からすると お客様ではない人達もカウントしているのが腑に落ちません。
工場なら商談や打ち合わせまでがお客様、
運送業者、生保などはただの業者と認識していました。

それが この会社の工場はどこも 入ってくる人を同一に扱うのでした(^^)

だから 来客名簿にはギッシリと業者の名前がありました。

とにかく
熱心にチェックした山下さんは私に向かって首を振りながら
「おかしい」
を連発しています。

誰が来るのだろう…
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野次馬やめて基本に戻ろう(^^)

2012年12月10日 08時04分23秒 | 日記
先週の続きです(^^)

私は意味も分からないまま、H工場まで 山田 さん(お客様とは思えない…)をお迎えに行きました。

このT市からおよそ20分…
H工場はかなりデカイ工場団地の一角にありました。
こんな地方の工業団地は大体山の中にありまして… 途中は田舎道らしく 長閑(のどか)な田園風景を眺めて私はスイスイ走りながら…
私は、どうなってるの? と考えていました。
今夜の予定はT市で一番の料亭、伊勢門 で会食(接待)でした(^^)
今までのパターンなら必ず役員さんがお客様と工場に同行して夕刻に会食会場に移動していらっしゃいました。
それが肝心の円山統括部長と営業本部長は 工場にも行かずに近くの ホテルで休憩を取るのです!? …

私の頭が硬いのか、円山統括部長が変わっていらっしゃるのか… 或いは
なにか秘策があるのか…
そんなことを考えながらクルマは田舎道をスイスイと進んでいきますが、車窓からの穏やかな〓〓景色を見ているうちに、なんで こんなことに悩んでいるのか…そもそも、誰がどうしようが私には関係のない話でしたから。それを変に詮索していた自分が厭になりました。本来運転士とは、お乗せしている時に知り得た機密事項に対して守秘義務があります(オホン!)
運転士に成り立ての頃は、それこそハンドルが汗だらけ〓になるくらい緊張のなかで 一心に運転していました。
だから後部座席の内緒話など 眼中にありませんでした。
いえ、耳にするだけの余裕がなかったのですね(^^)

それが どうでしょう~
5年経もてば、運転にも慣れて余裕が出てきます(^^)だから知らず知らず、野次馬根性を丸出しにした卑しい真似〓をしていたのです。

私は運転士本来の業務に専念しようと思いました〓
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