まちの安全管理センター

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首都直下地震

2014-09-16 23:37:38 | 日記
 ドンと突き上げる強い地震に首都圏は青ざめました。16日昼に発生した茨城県南部を震源とするマグニチュード5・6(推定)、最大震度5弱の揺れは、重傷者を含む複数のけが人を出し、東日本大震災の嫌な記憶を思い起こさせました。気象庁では、この地震が関東でのさらなる大きな地震につながるかどうかについて「分からない」としているが、「分からない」というのがかえって不気味です。首都直下地震が起きるのか起きないのか?専門家は「首都圏直下は地震の巣。いつM7級が起きてもおかしくない」と断言、危険が迫っています。
 3連休明け16日の昼下がり、埼玉と北関東で強い揺れが襲いました。午後0時28分ごろ、埼玉県北部、群馬県南部、栃木県南部で震度5弱、東京都千代田区、新宿区、横浜市などでも震度4を観測しました。この影響で群馬、埼玉両県と都などで少なくとも11人が怪我をしました。気象庁によると、この地震は、日本の下に沈み込んだフィリピン海プレートの影響で発生したと考えられるそうです。日本は、『北米・太平洋・フィリピン海・ユーラシアプレート』の4つのプレートに乗っています。プレート境界は、『糸魚川-静岡構造線・日本海溝・駿河トラフ、南海トラフ・相模トラフ』があり、地震の原因でもある活断層も日本には2000以上あります。
 先の震災以降は地震活動が活発化の傾向にあり、同庁では「何らかの影響は受けているとみられるが、詳しいメカニズムなどは分かっていない」と説明しています。震源は、政府が昨年公表した「首都直下地震の想定域」に含まれる範囲だが、「想定される地震と仕組みが類似しているが、今回の地震がさらに大きな地震につながるかどうかは分からない」(同庁)と説明しました。
 専門家は、「4年以内に50%以下」(2012年)の確率で発生するとしたM7級の首都直下地震などに直結するとは考えにくいとみています。
 「M7級の大地震は、江戸時代の約260年間に17~20年に1回のペースで起きていました。ところが、1923年の関東大震災以降はペースがガクンと落ち、東日本大震災を含めてたったの4回しか起きていません。しかし、90年ほど続いたその地震の静穏期も終わりを告げ、再び活動期に入った可能性がある」と警告しています。2014年の震度4以上の地震は38回発生しており、東日本だけで26回も発生しています。
 元禄関東地震の後、70年間は静かだったが、やがて17~20年周期に戻ったそうです。活動期に入る前後には、今回のようなM5~6程度の中規模の地震が頻発するようになったそうです。非常に似通った経過をたどっています。M7級の地震が頻発する新たな周期に入ったとしてもおかしくないそうです。かなり心配です。