築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

魚の写真しゃありませんが…

2011-11-07 10:22:34 | Weblog
今日は津軽海峡の近海本マグロ、大西洋天然本マグロ、地中海スペイン養殖本マグロに銚子、塩釜の近海メバチマグロ、オーストラリアにインドネシアバリ島のメバチと本当にバランス良く並んでいました(^-^)


中でも平均して一番高かったと思うのはやはり人気の大西洋天然本マグロ!津軽海峡の近海物は大きくて魚が良いものだけには値段が出ますが、それ以外の物にはあまり値がついていない感じでした。。まぁ皆さん、『大西洋が買えなかったら競り残りをもらえばいいや…』という考えなのかもしれませんが(^^;;



土曜日の話しになりますが、カナダの本マグロの荷主さんがわざわざお店までいらしてくれてお話しする機会をいただきました。
現地ならではの事や私たちの知らない事…普段、競り人を介しての『荷主さん』の話しですから私たちにも正確に荷主さんの言いたいことは伝わりにくいですし、また私たち仲買の言いたいことも伝わりにくいですが、そうして直接お話しさせていただけますとやはりお互いマグロを扱う者同士、有意義なお話しをさせていただけます!!
カナダの荷主さん!その節はありがとうございました(^-^)



話は変わり、今日お得意様との会話のなかでこんなやり取りがありました…
今日は比較的メバチが多かったのでバチをオススメしようと思った所…『今日は箱物屋(小物や)で箱入れのバチ買ってきたからマグロいらないよ~』と。。
どうやら浜で使いやすいバチの背だけを使って、売りにくいバチの腹を一丁づつ箱に入れて安く箱物やさんに流れているそうです。
そして良く聞く『競り場が安い!』との浜の言葉…
ちょっと待て~!!
『お得意様が箱物屋さんでマグロを買う→マグロ屋は売れず在庫を持つ→競り場が安くなる』
の図式を作ってるのは誰~??と思わず言いたくなります(-_-;)


以前、景気の良い頃は箱物屋さんでマグロ(メジ・ダルマを除く!です)を売っている事もなければ、仲買が柵取りして小売りするなんて事も無かったのですが…これも時代ですかね。。
市場の在り方もだいぶ変わりましたね(+_+)


魚だけに限らず、どこの業界でも流通はかなり変わり、『お互い首締め合戦』みたいになってると感じるのは私だけでしょうか??


今日、マグロを入れるために積んである発泡スチロールの箱の1つに写真のシールを見つけました。なんか『じ~ん』ときちゃいましたね(TOT)
お互い「持ちつ持たれつ」が昔の魚の流通にはあったような…気がします。。


今日は魚の写真じゃなくてすみません(*_*;


明日は魚、あるのかな~??