築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

新漁!

2024-10-19 09:03:06 | Weblog
昨日はブログ更新しておらずすみませんでした!
ちょっと出掛けていたのですが、帰ってきてからもすっかり忘れてしまっておりました。
というのも、昨日はあまりにもネタがなくて・・・・(^^;)

ということで昨日全くなかった塩釜の旋網漁は今日からまた新漁です。
本数も多く、魚体の大きさも前回のものほどの大きさはなく、100キロ~150キロが中心と
ちょうどよいサイズ。
大きいマグロは魅力はあるんですが、旋網のような網の漁の場合、もともとが身が柔らかいので
身割れしたり、また芯まで冷えるのに時間がかかりますのでどうしてもヤケが多かったり・・・・
そういう意味では今回の新口は良いな~と思ったんですが・・・・
品物が前回とあまり大差無い割に浜値が高くなってしまい。。。

競り前に聞いた値段では「そりゃ高いだろ・・・」と思いましたが、やはりセリ場全体の本数と
浜の値段が合っておらず競り残り多数。
あとは競りが終わってからどこまで下げるか?卸5社のなかでどこが一番初めに下げるか??
なのですが、ここに出遅れると日によっては最後まで残ってしまいbさらに値段を下げるか、
明日まで止めるかの二者択一(^^;)
ただやみくもに値段下げてしまっては現地の浜に顔が立ちませんし、売り時を間違えると
さらに悲惨になるパターンもありますので、そういったところが競り人の腕の見せ所といいますか、
商売のセンスが問われるところだと思いますね。
これは大卸のような競り人だけに限らず、私たちのような仲買人にとっても「売り時」は大事。

どのタイミングでどこまで下げるか??
扱っているものが生物だけに本当に難しいところです。。

ちなみ今日は2本、朝一で競りにんが言っていた値段以下で仕入れてきましたよ(^^;)
魚はどっちも良かったです!




大西洋のジャンボはカナダ産が2本のみ。。
バチやキハダもありましたが少なかったですね。。


明けもありそうです(^^)