すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【東京五輪2021・なでしこ】遠かった1点、決勝トーナメントへ ~日本女子 1-0 チリ女子

2021-07-28 06:02:26 | なでしこジャパン(ほか女子サッカー)
途中出場の田中が決めた

 女子の1次リーグ最終戦。E組の日本はチリに1-0で勝ち、勝ち点4の同組3位になり準々決勝進出を決めた。

 後半から途中出場したFW田中美南が32分に決勝点をあげた。これで各組3位のうち成績上位の2チームに入り、30日に4強をかけてスウェーデンと戦う。

 田中は岩渕のポストプレーに合わせてゴール前へ躍り出て、決勝ゴールを決めた。

 またこの試合ではDF宝田沙織が、3戦目で初めて熊谷とコンビを組んで先発した。勝利が絶対条件だったが、緊迫した試合で彼女はチリを無失点に抑えた。

 試合はなでしこが終始ポゼッションして押し込む展開だったが、チリの粘り強い守備に合い1点が遠かった。最後は最少得点での決勝トーナメント進出になった。

なでしこの課題は多い

 決勝トーナメントへ進出したとはいえ、なでしこの解決すべき課題は多い。

 ボールスピードのなさやインテンシティの高さ、フィジカル、負けない球際でのデュエル、前からのプレッシングのなさ。

 またルーズボールを死ぬ気で追いかけマイボールにするような気迫も足りない。

 敵に体を当てて競り合う強さもないし、サイドチェンジなど大きな展開力にも乏しい。

 個の技術は高いし、男子と違い個の強さはあるのだから、こうした改善点をひとつひとつ潰して行きたい。

 また選手をコロコロ入れ代える高倉監督の選手起用にも疑問が残る。

 なぜ第2戦でGKを山下から池田に代えたのかまったくわからないし、個人的にはなぜ田中がスタメンでないのかわからない。あの采配では選手が「この監督のためにがんばろう」という気持ちにならないのではないか?

 どこか淡白ななでしこの試合ぶりは、そんなところに表れているのかもしれない。

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