スペイン強豪の厚みと手堅さ
チャンピオンズリーグ(CL)のグループE第2節が10月4日に行われ、アトレチコ・マドリードとフェイエノールトが対戦した。フェイエノールトはFW上田綺世がオウンゴールを誘発し先制したが、強豪アトレチコに3-2で逆転負けした。
フェイエノールトはストライカーのサンティアゴ・ヒメネスが今季のCLで開幕から2試合の出場停止になっており、上田にお鉢が回ってきた。チャンスである。
その上田が開始7分に早くも得点に絡む。ティンバーのスルーパスで上田が裏抜けしてワンタッチでシュートすると、GKヤン・オブラクに防がれた。だがこぼれ球がマリオ・エルモソに当たりオウンゴールになる。先制点だ。上田はこの日、チーム2点目のきっかけにもなったほか、前からのプレスとさかんに裏抜けを狙う動きで躍動した。
フェイエノールトのフォーメーションは4-1-2-3。彼らは右肩上がりの3枚回しか、両SBを高く上げ2バックでビルドアップを行う。
一方、アトレチコのフォーメーションは5-3-2だ。ブロックを非常にコンパクトに維持している。ビルドアップは3-1-3-3、または3-1を基本にフレキシブルに行なう。
グリーズマンとモラタ、サウールが前からプレス
前半のアトレチコはフェイエノールトに対し、グリーズマン、モラタの2トップと左IHサウールの3枚が前からプレッシングし、フェイエノールトの右SBが前に出られないようにしていた。
そして12分には裏抜けを狙ったアトレチコのデ・パウルが縦パスを入れ、敵が引っかけたこぼれ球にモラタがワンタッチでシュートを放つ。
これには直後にサウール・ニゲスのオフサイドが宣されたが、VARでゴールが認められた。アトレチコが1-1と追いつく。
そして18分にはアトレチコが右サイドからグラウンダーのラストパスを入れたが、これはクリアされる。続く19分には再びアトレチコが右サイドからアーリークロスを入れ、フリックしたボールがポストを叩いた。
モラタが決勝弾を放つ
続く25分にアトレチコのコケがワンタッチで難しいロングシュートを放つが外れる。
また34分にはフェイエノールトが攻めた。長いフリーキックからファーで抜け出したダヴィド・ハンツコが右足ワンタッチでシュート。GKが弾いたボールをハンツコが左足で押し込んだ。再びフェイエノールトがリードだ。
だがアトレチコも粘る。前半アディショナルタイムだ。アトレチコは右CKから流れて来たボールをサムエウ・リーノが左足でシュートしブロックされた。だがゴール前の混戦でグリーズマンがオーバーヘッド気味に、後ろ向きで足を振り上げシュートを決めた。同点に追いつく。
かくて47分。アトレチコは右サイドからナウエル・モリーナがアーリークロスを入れ、モラタがバウンドにうまく合わせて押し込んだ。これが決勝点になり試合が決まった。
全体にアトレチコは5-3-2をうまく使った手堅い戦術と厚みでフェイエノールトを追い詰めた印象だ。フェイエノールトは強豪相手によく善戦していた。
チャンピオンズリーグ(CL)のグループE第2節が10月4日に行われ、アトレチコ・マドリードとフェイエノールトが対戦した。フェイエノールトはFW上田綺世がオウンゴールを誘発し先制したが、強豪アトレチコに3-2で逆転負けした。
フェイエノールトはストライカーのサンティアゴ・ヒメネスが今季のCLで開幕から2試合の出場停止になっており、上田にお鉢が回ってきた。チャンスである。
その上田が開始7分に早くも得点に絡む。ティンバーのスルーパスで上田が裏抜けしてワンタッチでシュートすると、GKヤン・オブラクに防がれた。だがこぼれ球がマリオ・エルモソに当たりオウンゴールになる。先制点だ。上田はこの日、チーム2点目のきっかけにもなったほか、前からのプレスとさかんに裏抜けを狙う動きで躍動した。
フェイエノールトのフォーメーションは4-1-2-3。彼らは右肩上がりの3枚回しか、両SBを高く上げ2バックでビルドアップを行う。
一方、アトレチコのフォーメーションは5-3-2だ。ブロックを非常にコンパクトに維持している。ビルドアップは3-1-3-3、または3-1を基本にフレキシブルに行なう。
グリーズマンとモラタ、サウールが前からプレス
前半のアトレチコはフェイエノールトに対し、グリーズマン、モラタの2トップと左IHサウールの3枚が前からプレッシングし、フェイエノールトの右SBが前に出られないようにしていた。
そして12分には裏抜けを狙ったアトレチコのデ・パウルが縦パスを入れ、敵が引っかけたこぼれ球にモラタがワンタッチでシュートを放つ。
これには直後にサウール・ニゲスのオフサイドが宣されたが、VARでゴールが認められた。アトレチコが1-1と追いつく。
そして18分にはアトレチコが右サイドからグラウンダーのラストパスを入れたが、これはクリアされる。続く19分には再びアトレチコが右サイドからアーリークロスを入れ、フリックしたボールがポストを叩いた。
モラタが決勝弾を放つ
続く25分にアトレチコのコケがワンタッチで難しいロングシュートを放つが外れる。
また34分にはフェイエノールトが攻めた。長いフリーキックからファーで抜け出したダヴィド・ハンツコが右足ワンタッチでシュート。GKが弾いたボールをハンツコが左足で押し込んだ。再びフェイエノールトがリードだ。
だがアトレチコも粘る。前半アディショナルタイムだ。アトレチコは右CKから流れて来たボールをサムエウ・リーノが左足でシュートしブロックされた。だがゴール前の混戦でグリーズマンがオーバーヘッド気味に、後ろ向きで足を振り上げシュートを決めた。同点に追いつく。
かくて47分。アトレチコは右サイドからナウエル・モリーナがアーリークロスを入れ、モラタがバウンドにうまく合わせて押し込んだ。これが決勝点になり試合が決まった。
全体にアトレチコは5-3-2をうまく使った手堅い戦術と厚みでフェイエノールトを追い詰めた印象だ。フェイエノールトは強豪相手によく善戦していた。