すちゃらかな日常 松岡美樹

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【CL 23/24 E組 第2節】CLデビューの上田綺世がOG誘発弾を放つ ~アトレチコ・マドリード 3-2 フェイエノールト

2023-10-10 09:03:43 | CL/EL/EURO(世界規模のサッカーリーグ)
スペイン強豪の厚みと手堅さ

 チャンピオンズリーグ(CL)のグループE第2節が10月4日に行われ、アトレチコ・マドリードとフェイエノールトが対戦した。フェイエノールトはFW上田綺世がオウンゴールを誘発し先制したが、強豪アトレチコに3-2で逆転負けした。

 フェイエノールトはストライカーのサンティアゴ・ヒメネスが今季のCLで開幕から2試合の出場停止になっており、上田にお鉢が回ってきた。チャンスである。

 その上田が開始7分に早くも得点に絡む。ティンバーのスルーパスで上田が裏抜けしてワンタッチでシュートすると、GKヤン・オブラクに防がれた。だがこぼれ球がマリオ・エルモソに当たりオウンゴールになる。先制点だ。上田はこの日、チーム2点目のきっかけにもなったほか、前からのプレスとさかんに裏抜けを狙う動きで躍動した。

 フェイエノールトのフォーメーションは4-1-2-3。彼らは右肩上がりの3枚回しか、両SBを高く上げ2バックでビルドアップを行う。

 一方、アトレチコのフォーメーションは5-3-2だ。ブロックを非常にコンパクトに維持している。ビルドアップは3-1-3-3、または3-1を基本にフレキシブルに行なう。

グリーズマンとモラタ、サウールが前からプレス

 前半のアトレチコはフェイエノールトに対し、グリーズマン、モラタの2トップと左IHサウールの3枚が前からプレッシングし、フェイエノールトの右SBが前に出られないようにしていた。

 そして12分には裏抜けを狙ったアトレチコのデ・パウルが縦パスを入れ、敵が引っかけたこぼれ球にモラタがワンタッチでシュートを放つ。

 これには直後にサウール・ニゲスのオフサイドが宣されたが、VARでゴールが認められた。アトレチコが1-1と追いつく。

 そして18分にはアトレチコが右サイドからグラウンダーのラストパスを入れたが、これはクリアされる。続く19分には再びアトレチコが右サイドからアーリークロスを入れ、フリックしたボールがポストを叩いた。

モラタが決勝弾を放つ

 続く25分にアトレチコのコケがワンタッチで難しいロングシュートを放つが外れる。

 また34分にはフェイエノールトが攻めた。長いフリーキックからファーで抜け出したダヴィド・ハンツコが右足ワンタッチでシュート。GKが弾いたボールをハンツコが左足で押し込んだ。再びフェイエノールトがリードだ。

 だがアトレチコも粘る。前半アディショナルタイムだ。アトレチコは右CKから流れて来たボールをサムエウ・リーノが左足でシュートしブロックされた。だがゴール前の混戦でグリーズマンがオーバーヘッド気味に、後ろ向きで足を振り上げシュートを決めた。同点に追いつく。

 かくて47分。アトレチコは右サイドからナウエル・モリーナがアーリークロスを入れ、モラタがバウンドにうまく合わせて押し込んだ。これが決勝点になり試合が決まった。

 全体にアトレチコは5-3-2をうまく使った手堅い戦術と厚みでフェイエノールトを追い詰めた印象だ。フェイエノールトは強豪相手によく善戦していた。

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