遠藤が先発かと思われたが……
プレミアリーグ第8節が10月8日に行われ、ブライトンとリバプールが対戦した。試合は2-2の引き分けで終わった。
10月5日に行われた、チャンピオンズリーグ第2節のユニオン・サン=ジロワーズ戦。アンカーで先発していた遠藤は前半で交代したので、てっきりその次に来るこの試合で先発すると思っていたから意外だった。
やっぱりクロップは、まだ遠藤の新しい環境への適応度を気にしているのだろうか?
確かクロップは記者会見で「IHのエリオットの調子がいいのでこの試合でスタメン起用した」と言ったらしい。ゆえに「遠藤は使えなかった」という意味だ。
つまり遠藤がアンカーに入ると、必然的にマクアリスターとソボスライが両インサイドハーフになる。
ところがそこにハーベイ・エリオットが左IHとして割り込んだため、マクアリスターがはみ出す形で一列下がってアンカーを務め、ソボスライが右IHに回ったのだ、という示唆だろう。
つまり遠藤はあくまでこの「玉突き」によって先発をはみ出したのであり、遠藤がよくないから起用しなかったのではない、という間接的なクロップの説明だ。
マクアリスターは致命的な「やらかし」がある
だがクロップは南野拓実がリバプールに在籍したときも、「なぜ使わないのか?」という質問にこのテの当たり障りのない説明をしてお茶を濁していた。
クロップは決して選手のことを悪く言わないのだ。だから今回もそのテの取り繕いのような気がする。だがいずれにしろ遠藤にアンカーが務まるかどうかで、リバプールの運命は大きく変わってくる。
現状、マクアリスターがアンカーをやっているが、彼はもともと攻撃の選手だけに守備に関するミスが多い。しかも守備の選手なら絶対にやらない「致命的なやらかし」が目立つ。
例えばこのブライトン戦でも25分に、ヘディングでボールを収めようとしたが奪われかけ、ルイス・ディアスに助けられている。場所はバイタルエリアだ。
また30分にはポジションを空けてしまい、ディフェンスラインがむき出しになり失点しかけた。そして80分にはジョアン・ペドロに抜かれてファウルで止めた。これはボックスのすぐ手前だ。
とにかく彼がアンカーをやっている試合を観るたびキモを冷やす。
特に第5節のウルブズ戦はひどかった。
ウイン・ウインの形は?
前にも一度書いたが、リバプールが遠藤を獲ったとき、クロップの頭の中には「遠藤をアンカーで使う。そしてマクアリスターを左インサイドハーフ、ソボスライを右のインサイドハーフで起用する」という青写真があったはずだ。
マクアリスターがIHとして今の位置より前でプレイできれば、彼の攻撃的な高い技術がいかんなく発揮され、チームの得点力はハネ上がるだろう。
かたや堅実で安定性の高い遠藤がアンカーでハマれば、シーズン開幕から不安定な試合を繰り返すレッズに安定感がもたらされる。
完全なウイン・ウインなのだ。
さて、このいいことづくめの青写真はいつ実現するのだろうか。
プレミアリーグ第8節が10月8日に行われ、ブライトンとリバプールが対戦した。試合は2-2の引き分けで終わった。
10月5日に行われた、チャンピオンズリーグ第2節のユニオン・サン=ジロワーズ戦。アンカーで先発していた遠藤は前半で交代したので、てっきりその次に来るこの試合で先発すると思っていたから意外だった。
やっぱりクロップは、まだ遠藤の新しい環境への適応度を気にしているのだろうか?
確かクロップは記者会見で「IHのエリオットの調子がいいのでこの試合でスタメン起用した」と言ったらしい。ゆえに「遠藤は使えなかった」という意味だ。
つまり遠藤がアンカーに入ると、必然的にマクアリスターとソボスライが両インサイドハーフになる。
ところがそこにハーベイ・エリオットが左IHとして割り込んだため、マクアリスターがはみ出す形で一列下がってアンカーを務め、ソボスライが右IHに回ったのだ、という示唆だろう。
つまり遠藤はあくまでこの「玉突き」によって先発をはみ出したのであり、遠藤がよくないから起用しなかったのではない、という間接的なクロップの説明だ。
マクアリスターは致命的な「やらかし」がある
だがクロップは南野拓実がリバプールに在籍したときも、「なぜ使わないのか?」という質問にこのテの当たり障りのない説明をしてお茶を濁していた。
クロップは決して選手のことを悪く言わないのだ。だから今回もそのテの取り繕いのような気がする。だがいずれにしろ遠藤にアンカーが務まるかどうかで、リバプールの運命は大きく変わってくる。
現状、マクアリスターがアンカーをやっているが、彼はもともと攻撃の選手だけに守備に関するミスが多い。しかも守備の選手なら絶対にやらない「致命的なやらかし」が目立つ。
例えばこのブライトン戦でも25分に、ヘディングでボールを収めようとしたが奪われかけ、ルイス・ディアスに助けられている。場所はバイタルエリアだ。
また30分にはポジションを空けてしまい、ディフェンスラインがむき出しになり失点しかけた。そして80分にはジョアン・ペドロに抜かれてファウルで止めた。これはボックスのすぐ手前だ。
とにかく彼がアンカーをやっている試合を観るたびキモを冷やす。
特に第5節のウルブズ戦はひどかった。
ウイン・ウインの形は?
前にも一度書いたが、リバプールが遠藤を獲ったとき、クロップの頭の中には「遠藤をアンカーで使う。そしてマクアリスターを左インサイドハーフ、ソボスライを右のインサイドハーフで起用する」という青写真があったはずだ。
マクアリスターがIHとして今の位置より前でプレイできれば、彼の攻撃的な高い技術がいかんなく発揮され、チームの得点力はハネ上がるだろう。
かたや堅実で安定性の高い遠藤がアンカーでハマれば、シーズン開幕から不安定な試合を繰り返すレッズに安定感がもたらされる。
完全なウイン・ウインなのだ。
さて、このいいことづくめの青写真はいつ実現するのだろうか。