え、お呼びでない?!

日々の由無し事、時々、自転車ネタ・・・こりゃまた失礼いたしました。

京都の峠道に行ってきました

2010年11月27日 | 自転車・トレーニング

「そうだ京都、行こう」ではないが、前々から心の中で温めていたルートを伝って、京都北部の峠を巡ってきた。



ちょうど京都はどこもかしこも紅葉が見頃を迎えているので、あわよくば写真撮影と思い、一眼レフカメラを入れたデイパックを背負って走った。でもこれは大失敗。



思いの外時間が掛かり、後半は時間に追われる感じになって紅葉を愛でる余裕などなし。結果的にほとんどお荷物状態で、疲れを増幅させただけだった。



琵琶湖大橋西側の、「道の駅びわ湖大橋米プラザ」までは車で行き、8:50にスタート。



予定のコースは、伊香立-花折峠-途中越-小出石-前ヶ畑峠-百井峠-花背峠-杉ノ峠-大布施-芹生峠-鞍馬寺-雲ヶ畑-持越峠-笠峠-栗尾峠-京北周山(登喜和でランチ)-栗尾峠-笠峠-高雄または嵐山-京都市街-田の谷峠-西大津-琵琶湖大橋。



てんこもりだけど時間や道の状況によって臨機応変にルート調節ってことで。



花折峠(旧道)は、いかにも峠道らしいチクチクと曲がった峠道。鯖街道と呼ばれるだけあって歴史は古いと思うけど、トンネル竣工前はトラックもこの旧道を走っていたのだろうか。



今は両入り口に鎖が渡されて自動車、モーターバイクは入れない。ただし南側は手入れされているけど北側はされてない。落ち葉、小石、湧き水だらけ。この時期、北側からは上らない方がよかろう。



【写真】花折峠
Imgp8538



途中越を下り、小出石からは今日のメインディッシュとも言える国道477号の核心部へ。まずは前ヶ畑峠。



しばらくは完全二車線の綺麗な道が続き肩すかしを食らったけど、谷のどん詰まりから車の離合困難なほど狭くなり、間もなく「超」が付く激坂のご登場。



すさまじい! ローギア38X23では泣きが入ってくる。うっかり後方荷重なポジションにしたら前輪が浮いた。一体何パーセントあるのだ?! 最大20%近くあるでしょ。



花背峠の上りがきついと聞くが、その前からこんなでは先が思いやられる。



【写真】前ヶ畑峠(百井町)の炭焼き小屋
Imgp8541



前ヶ畑峠を越えると、炭焼き小屋などもある、のどかな山村風景の百井町。この景色だけ見ていればかつての「ニューサイクリング」の世界。だけどどの方角からも至るのが大変。



百井峠へは杉木立の中のなだらかな上りを行く。峠近くになってちょっときつくなるが、誰が峠を越えたあとの壮絶な情景を思い浮かべるであろうか。



【写真】百井峠
Imgp8544



次の花背峠に向けて一旦「百井の別れ」に下るが、これがまた奈落の底へ突き落とされる様な驚愕の激下りで、かつ極めて離合困難な狭さ。



途中にコンクリートの簡易舗装も現れてガタガタガタガタ。強烈な前荷重と振動でステムが折れないか心配になった。目一杯腰を引いて下る。



前ヶ畑峠の上りも凄いが、この坂を百井峠に向けて上るのもかなり厳しかろう。国道477号は正に酷道だ。マニア以外は、絶対車で進入しない方がよい。途中で写真撮っとけばよかったな。



前ヶ畑と百井があまりにも凄まじかったので、きついと評判の花背峠は正直言って楽勝だった。道は比較的広いし舗装が新しいし。鞍馬寺から百井の別れまでの間がきついのだろうか? よく分からん。



【写真】花背峠
Imgp8546





【写真】花背峠って鯖街道なの?
Imgp8548_3



花背峠から北に道が伸びているので、電波塔?に向けて上ってみるがじきゲートが現れて阻まれた。取りあえず峠をひとつゲット。



花背峠を出発したのが正午ちょっと前。考えていたより1時間近く遅れてる。これでは当初の予定通り走破するのは困難、というか無理。



どうしようかと思いながら大布施に下る(この辺も「ニューサイクリング」の世界だね)が腹も相当減ってきたので、芹生峠や鞍馬寺はパスして、シルベストさん御用達の食堂「登喜和」(京北周山町)へ国道477号を直行。



13:00過ぎに着いて、ミンチカツ定食をむさぼり食った。ご飯の量も多くていいね。うまうま。



【写真】念願かなって登喜和デビュー
Imgp8552



カメラを背負っているのでそろそろ腰もしんどくなってきた。体をいたわりながらユックリめにランチを食べていたら、間もなく14:00。



もはや高雄や嵐山で紅葉を楽しむ余裕は全く無くなったので、急ぎ琵琶湖大橋を目指す。



高雄はどっちみち通り道なので、国道162号を走りながら横目でチラチラと眺める程度。午後3時にならんというのに観光客が一杯だ。北山地区の整然と管理された北山杉の眺めは壮観。



京都市街は仁和寺前から北野白梅町、今出川通りをぶっ飛ばし、比叡山ドライブウェイ入り口の田の谷峠を越えて近江の国へ。



【写真】大津の街並み(田の谷峠の少し下)
Imgp8554



西大津に降りて日没タイム。このあと少しだけナイトランになって、琵琶湖大橋の道の駅には17:20頃到着。あー、しんどかった。



【写真】琵琶湖大橋に無事帰還
Imgp8557 



紅葉をゆっくり愛でる時間は無くなっちゃったけど、激坂に杉木立にミンチカツにと、十分楽苦しめた一日だった。



それにしても酷道477号は凄いね。それを見ただけでも価値はあったか。紅葉は道中走りながら、山や谷に沢山眺めることができたので良しとしよう。



ただもうちょっと早く、遅くとも8時にはスタートすべきだったかな。本格的な冬が来る前に、今回パスした芹生峠や鞍馬等を交えて、もう一度走りに行けたらいいな。



走行距離約120km。総高低差約2040m。消費カロリー3750kcal。



最後に、今回のルートをラボりましたので貼っておきます。
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=db45445ea230f98a94a9cdc1a3079c92



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やっぱりしんどい。越えた峠名と写真のみ。つづきは明日。



花折峠 途中越 前が畑峠 百井峠 花背峠 杉ノ峠 栗尾峠 笠峠(トンネル) 御経坂峠 田の谷峠



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19:15頃帰ってきました。今(19:55)、風呂を浴びたところ。



とても疲れた。またあとで仕上げるけど、今日中は無理かも? 酒飲んでメシ食ったら爆睡しそうだ。



さあて、メシだ、メシだ。超腹減った。



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