え、お呼びでない?!

日々の由無し事、時々、自転車ネタ・・・こりゃまた失礼いたしました。

新しい観音坂トンネル

2016年03月27日 | 雑記
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連日の青春18きっぷ旅ネタ、坪尻駅ネタからちょっと離れて(笑)。

長浜市石田町と米原市朝日を結ぶ新しいトンネル、観音坂トンネルが昨日の正午に開通したというので、旧道も含めどんな雰囲気になったのか興味もあり小径車に乗って見てきました。

ずいぶん前から建設していることは筆者も横目で見て知ってましたが、ここ半年ほど観音坂隧道方面はすっかりご無沙汰だったものですから。

村田鶴が設計した由緒ある従来の観音坂隧道は、アプローチも含め狭く暗く曲がりくねって見通し悪く、特に自転車通学している高校生さんにとってはかなり危険だったので、それを回避するために新トンネルが造られたと聞きます。

石田町側の新旧道路の分かれ道。左が旧道、観音坂隧道方面です。



新道は旧道より一段低いところを通っており、勾配も緩やかで小径車でも楽勝です。歩道も広いし、こりゃ地元高校生さんは大喜びでしょう。



新しい観音坂トンネルの長浜市側ポータル。トンネルの左脇から小道を伝って旧隧道前にも出られます。



こちらは米原市朝日側ポータル。トンネル内も長浜側から緩やかに上ってきて、ここが新道のピーク。



米原市側の新旧分岐点。左が新道。



観音坂隧道の米原側。バリケードされており車は通行できません。人、自転車、軽いバイクなら右手から容易に抜けられます。



観音坂隧道、米原側ポータル。重厚な佇まい。いい味だしてますねえ。



同じく長浜市側の旧隧道ポータル。しっかりした石造り、いいなあ。



右から左へ「観音坂隧道」



当たり前ですが、長浜側もハイキング道入口のところでしっかりバリケード。自転車は立てれば横をすり抜けられますが、原付は厳しいかも。



ここで、新道旧道間を行き来できます。



知っていながら行けてなかったハイキング道(階段)を少し登ってみると、



なかなか良い眺めじゃありませんか。夕陽がきれいそう。新道のカーブの具合もいい感じだし、飛ばし屋のバイク乗りが好みそう?

新しい観音坂トンネル、地元生活者の利便性と安全性向上のための良い道路だと感じました。

それにつけても気になるのは旧道の方。

あれだけしっかりバリケードしてしまうとは、将来的に歩行者さえも観音坂隧道に近づけなくしちゃう魂胆なのでしょうか。まさか取り壊してしまうとか。

近代土木遺産にも選定されている隧道だし、市または県にとって文化的財産のひとつとも言えるはず。大切に保存して、容易に人の目に触れられるようにしてもらいたいですね。山の上のハイキング道と合わせて、周遊できるようにすれば良いと思うのですが。
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