どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

あってもなくてもいいもの。

どうでもいい四百字 2951

2021-02-04 18:24:55 | 時間の無駄
ニューノーマル下での不要不急を探そう。惰眠を貪る、と云うのも一考だが、可能であれば経済活動を伴う事が望ましい。消費者と云うのも因果な言葉で、単に消費をする者と云うよりは、消費をしないと精神的安定を保てない者と云う方が貨幣経済下に於いてはより正確な気がする。消費行為自体が快楽なのであり、依存症に陥る人が出てくるのも当然であろう。要するに「正当な理由が有る無駄遣い」若しくは「無駄遣いに対する理論的こじつけ」が、緊急事態的に必要なのである。デパートでのショッピングが一番身近な例であろう。同じモノをスーパーで買っても得られるカタルシスは劇的に少ない。いかに最安値で購入するかで躍起になる人も居るが、それはカタルシスの方向性がやや異なる。納得のいく無駄遣いを創出しなくてはならないのであるが、人が移動せずに出来る事は限られている。21世紀であっても惰眠に勝る蕩尽は、そう簡単には見つかりそうもないのである。