ねぇ痛い?ねぇねぇ痛い?ニュースで繰り返される質問が、小学校の集団接種と同じなので大笑いであると同時に、人間そんなに成長しないよなとも思う。返す答えも「痛くないもんねー」と云う強がりなあたりも同様である。毎年何かと採血されるし、時には点滴用の太めの針を血管にぶっ刺される事に慣れた上での意見であるが、騒ぐ程もでもないが痛いのは確かなので、そこら辺で手を打ってはどうか。尤も痛覚は加齢によって鈍麻するものらしい。脇腹をコチョコチョされてもくすぐったくなくなったのと似た様なものかも知れない。また「注射される」行為そのものに対する恐怖心が、痛みを倍加させている可能性もある。その上位バージョンが歯医者のドリル音だと思うのだが、痛みのランク付けはともかく、副反応の観察に十分注意した接種体制を立ち上げて欲しい。その方々の苦労を思えば、針を刺される痛みなんぞ、箪笥の角に足の小指をぶつける様なものなのである。