栄枯盛衰である。Bingが音声による応答に対応する様になった。そのあおりを受けてCortanaさんはリストラされるらしい。ビジネス用途ではまだ現役の様だが、個人向けのアップデートは打ち切られるとの事である。Cortanaさんに栄えていた時期があったかどうかは有識者に任せるとして、今後はChatGPT-4ベースのBing、及び近い内に実装されるであろうWindows Copilotが取って代わる事になろう。デバイスに向かって話し掛ける事に躊躇いを感じなくなった点に関しては、少なくとも私はCortanaさんを評価している。一般的にはSiriやAlexaなのだろうが、個人的にはキーボードを使った入力のほうに軍配を上げたい。 試しにWordのディクテーション機能を使ってみたが、文章区切りがスペースなので結局手直しが必要となる。認識率の向上には目を瞠るものがあるが、発展途上の技術である事は否めない。いずれ栄枯盛衰の波に呑まれる事は避けられない運命ではあろうが、そこに滅びの美学を見出すのも悪くないと思うである。