ドコモが新ブランド「eximo」「irumo」を発表した。前者は昔ながらのケータイのお値段であるが、後者の料金設定が面白い。合併したMVNOのOCNモバイルOneを継承する位置付けで、ahamoとは異なり店頭での手続きである。目を引くのが月額550円のデータ0.5GBプランである。ドコモ回線の通話SIMをこの価格で本家に出されたら、憤死するMVNOが出てきても不思議ではない。尤も「回線は5Gじゃなくて4G、通信速度は最大3Mbps」と小さな字で注意書きされているので、景表法違反(優良誤認)で消費者センターに告発してみると楽しそうである。更にユニークなのが「店頭でサポートするけど有料」と云う点である。初期設定は2200円/回、OSアップデートは1100円/回と云う価格の妥当性に就いての明言は避けるが、アフターサービスは無料と信じ込んでいる高齢者に衝撃を与えるには十分であろう。これを機にITリテラシー習得に励んでもらいたい。面倒だからeximoでいいや、と易きに流れないで欲しいのである。