謹んで異議を申し上げる。全く慎んでいない様に見えるのだが、そこら辺は個人の受け取り方次第であろう。AppStore以外のアプリストアの参入を義務付けるとした政府の方針に対し、米Appleは真っ向勝負を挑む模様である。独占はあくまでセキュリティと品質の担保であって、競争の阻害には当たらないと云うのが先方の主張である。ただ過大な対価を得ていると云う指摘には何となく言葉を濁しているので、後ろめたい部分が無いとは言い切れないのも確かである。決済手段のみ他社に開放、と云う辺りが落し所に見えるのだが、収益の減少に直結するので暫くはゴネ続けそうな気がする。それにアプリストアを運営出来る企業がどれだけ在るのかと云う疑問も残る。グローバルに展開出来るのはGAFAMかSamsungぐらいであろう。i-modeの夢よもう一度、とドコモが奮起しそうにも思えるが、国内市場だけで採算が合うのかは微妙である。どちらにしてもユーザは蚊帳の外感は否めないのが残念なのである。