個人主義の淋しさ(夏目漱石)をわれわれは理解できていない
明治の文豪夏目漱石は語る。 我は我の行くべき道を勝手に行くだけで、そうしてこれと同時に、他人の行くべき道を妨げないのだから、ある時ある場合には人間がばらばらにならなければなりませ...
やはり危ないマイナ保険証ーーこのまま進めるのは大問題
先ず押さえておきたいのは、 今の法律では、マイナカードを作ることは個人の自由。強制はできない。 その上でこのような混乱を引き起こしている元凶は河野太郎だ。 「2024年秋をも...
「ショックドクトリン」に気をつけようーー防衛費倍増やマイナカードもその流れの中にある
ショック・ドクトリンという言葉がある。 カナダ人ジャーナリスト ナオミ・クラインの著書「ショック・ドクトリン」から言われ始めた。 日本では堤未果が「堤未果のショックドクトリン」...
メディアの劣化、特にテレビがひどい。
新聞は、曲がりなりにも読者の購読料で賄われている。 ところがテレビは殆どが広告料だ。 視聴率の高い番組には広告がつきやすい。するとお決まりの視聴率競争だ。 最近の傾向は野球・...
よろめいている中国経済ーー立ち直るには時間がかかる
中国経済がおかしい。 ゼロコロナ政策は当初成功したが、あまりの締め付けに国民が怒り始めた。 それを見て青くなった習近平、すぐさま「ゼロコロナ政策」解除だ。 中国の皇帝というの...
原発処理水の後始末ーー知に働けば角が立つ、情に棹させば流される。
原発処理水は、安全だという。 じゃあ、100%安全かというとそうでもない。東京湾や大阪湾に流せばただでは済みそうにない。 科学的に大丈夫だという主張は知を働かせた結果だ。 今...
スポーツマンシップを考えるーーー慶応高校優勝に寄せて
慶応高校が107年ぶりの優勝という快挙を成し遂げた。 選手や監督そして関係者の努力を多としたい。 107年前というと大正5年、それに先立つ明治38年に早大野球部がアメリカ遠征を...
若者の閉塞感と逃げ道ーー「推し、燃ゆ」を読んで。
宇佐見りんさんの「推し燃ゆ」という本を読んでみた。 書店の店先に芥川賞受賞作、世界で80万部という見出しにひかれての衝動買い。 だいたい「推し」なる言葉が意味不明だったのに。 ...
「岸田降ろし」が起きないわけは?ーー自民党内派閥の迷走
岸田政権の支持率は低迷しているので、本来なら「岸田降ろし」の声が聞こえるはずだが。 ところがこの夏の「暑さボケ」のせいなのか永田町は平穏だ。 ヤブ蚊も30度を超える日が続くと、...
「水産物全面禁輸」の中国だが日本は冷静に対応したらよい
「水産物全面禁輸」というカードを中国は切った。 一方日本の反応はというと、農水大臣は「想定外」と驚き、岸田首相はいつもの「遺憾」砲だ。 遺憾は、相手に対する強い非難の表明になる...